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笑顔【芥川龍之介】 ページ5

A「芥川さん」


芥「…?なんだ、A。」


A「嗤って下さい!」


そう云うと、少し表情が曇る。


芥「…嗤う、、。僕はAの嗤った顔で十分だ。」


A「っへ?!…えへへ、、じゃなくて!私は芥川さんの笑顔が見たいんです」


私がそう云う度に、表情は曇っていくばかり。
どんどん固くなっていく。


A「笑顔は、こう、ですよっ」


芥川さんの頬を掴み、むにゅっと伸ばす。
うあ、意外と伸びる、ぷにぷに。


芥「A、何をしている、離せ」


反射的に出てしまった羅生門には少し驚いたが、照れてるのか、少し頬を染めて目を泳がす。


A「離したら、また顔が固くなっちゃうでしょう?」


芥「そんなに僕の近くに寄るな、どんな目に合うか判らぬぞ」


A「そんな、悪い事しないって判ってますよ」


すると、顔を掴まれ唇が重なる。
芥川さんの吐息がかかってくすぐったい。と同時に凄く恥ずかしい。


芥「云った筈だ、どんな目に合うか判らぬと。」


A「こ、これは……厭じゃ、無いので。別に……」


顔の近さに照れ、離れようとするが、何処からくるのか判らない力の強さで私を引き寄せ、抱き締められる。


芥「逃がさぬぞ」


ドクンっ。
鼓動が妙に早くなる。………こんなの、ダメ。


A「あ、芥川、さん……っ」


芥「っ……僕を殺す心算か。…構わぬ。僕も容赦せぬ」


名前、呼んだだけなのに…。
そんな、容赦しないだなんて言われたら、私、如何しよう←


かぷっと音がしそうな感じで芥川さんに噛み付かれた。
…地味に痛いよね、うん。


芥「Aは僕のものだ。離さぬ。」




私達はそのまま、寝台で一夜を過ごしたのだった。








_____




後々、樋口ちゃんに話を聞くと、芥川さんは私が寝ているのを見て、微笑むそうだ。


…………私、芥川さんの笑顔、見れないじゃん((


それでも。何時か見せて呉れる日が来るまで。てか笑顔を見せて呉れたその先も。ずっと愛し続けます。









______



令和ですね!!こんにちは!←


これからもよろしくお願いします!!
文ストらぶでいます!!!




あ、リクエスト、始めました。

虜【フョードル・D】→←女の子にだって。【坂口安吾】



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 短編集 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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鏡音ののり(プロフ) - 歴史馬鹿さん» だねー! (2019年8月15日 20時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 鏡音ののりさん» 久しぶりだね〜〜〜〜〜〜〜 (2019年8月15日 20時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
鏡音ののり(プロフ) - 歴史馬鹿さん» ゑ、テンション崩壊してるだけ!と、いうか久し振り! (2019年8月14日 11時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 君らはどうしたら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2019年8月1日 12時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
鏡音ののり(プロフ) - のんさん» だ、大丈夫か!?by テンションすでに崩壊してる人間 (2019年8月1日 12時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のん | 作成日時:2019年4月1日 23時

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