清水潔子にぶたれない (ページ9)

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整理ページ9

バラバラと部活に行ったり、家に帰ったら、友達と話したり、バイトに行ったりする人で廊下は賑わっていた。

鞄を持ち廊下に行こうとすると肩をたたかれた。
後ろを向くと潔子が立っていた。

「ん？どうした？」

首を傾げて聞くと潔子は口を開いた。

潔子「A部活いつから来る？今日？」

おそらく“烏野高校排球部”と書かれたジャージが入っているであろう鞄を持って言った。

潔子「もう西谷戻ってきてる。」

悩む私に追い討ちをかけるようにノヤで釣ってくる潔子。

こう言う時ずるいんだから。美人に言われたら断れないっての知ってるよね！？それ知っててやるはいい度胸してる笑

「ごめん、今日は体操服もジャージもないから制服になっちゃうから、やめとく」

ジャージを言い訳にして今日は断った。

ぶっちゃけ言うとノヤと会うのが正直言って気まずい。あれ以降話してないし、中学の時みたいに話せるかなって不安もある。

それに、ノヤに自分の本当の気持ちで話せるか不安。

潔子「それは仕方ないね、じゃあ明日部活のジャージ持ってきて！それで、一緒にマネージャーやろう！」

嬉しそうに話す潔子に手を振って廊下まで出て潔子を見送った。

申し訳ないけど、明日はまだマネージャーやるつもりはない。
他の人ならまだしも、ノヤに会うって言う気持ちの整理ができてない。

早く潔子とマネージャーはやりたい。でも、あと少し時間が欲しい。

さっきは急いでるぽかったから後でLIN◯でも入れとこ。

自分の席から鞄を取り廊下に出た。

すると見慣れない顔の男子2人が私の目の前から歩いてきた。

学ランについてるやつを見る限り、1年生みたいだ。

オレンジ頭って派手だな。しかも中にパーカーって、可愛いかよ。
隣の子はだいぶ身長高いけど目つき悪いな。

そんなことを考えていると、隣の3組からだいぶ大きめな声が聞こえた。

菅原「待てよ旭！！」

この声の質からして”菅原孝支”に間違いない。

この声、久しぶりに聞いたな。優しくてどこかしっかりしてる声。この声を聞いて何度安心したことだろう。

？？「「旭！？」」

私の前を歩いてきたおそらく1年生2人組は”東峰旭”の名前を声を揃えていい、後ろを振り向いた。

いや声のボリュームでかっ

て言うか、この1年2人組に気を取られてたせいか、東峰と菅原が廊下にいたことに気づかなかった。

東峰「？なに？」

東峰も振り向いて1年2人組と向かい合った。