【CS集】深紅の冠は誰が頭に (ページ6)

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セレスティアページ6

【武術】
＊戦闘スタイル
筋力がないので戦闘は苦手としている。それでも戦えなければ御荷物なので、スカートの中にナイフを仕込んでいる。その他に銃なども所持しているが、命中率は低い。履いている靴のヒールを武器にすることもあるが、その場合接近戦になるので分が悪い。その為戦闘は向かないのだが、ガンガン相手に向かっていく。非常に危なっかしい。考えなしではないが、守られているだけなのが嫌らしい。
＊ステータス
筋力:－2
柔軟:4
技術:1
スピード:4
センス:2

【魔法】
＊内容
血を毒に変える魔法。毒性を強めるにはより多くの魔力を必要とする。血であればなんであろうと毒にできるが、自分と似た血、つまり血縁者等の血の方が上手く扱えるらしい。
魔力の量も導力も低くはないのである程度は思い通りに扱える。しかし、魔力抵抗が3以上の者の血は扱えない。
魔法で毒に変えた血を仕込んだナイフやヒールに塗り、少ない火力の後押しをしている。
＊ステータス
魔力:4
導力:4
魔力抵抗:3

【半生】
ハサウェイ子爵家の次女を母に持つ。幼い頃から王になるためとして厳しい教育を受けていた。学問も魔法も立ち居振舞いも、全て不足の無いように。しかし、彼女は同じ年頃の少女よりも、筋肉の量が少なかった。身体が弱いわけではない。実際彼女が生まれてから風邪を引いた回数は片手に収まるほどである。鍛えるものが少なければいくら鍛えても結果は出ない。彼女は体術が苦手であった。つまり、自分一人では自分の身体を守ることすら満足にできない。しかし、筋力がなくとも魔法を使えば自分の身を守ることくらいは出来ると、彼女は魔法をもっと思い通りに扱えるよう努力を続けた。しかし、それはいきなり起きた。幼い頃から厳しい教育を受けていた彼女より、3つも下の弟の方が優れていたのである。学問も魔法も体術も。母親は優れた弟を優先し可愛がった。その時、彼女のプライドはズタズタになった。
今までの努力の意味は？全て無駄だった？ならば母親を、弟を見返してやろう、と。それが彼女が王座を狙う理由の原点であり、負けず嫌いが顔を覗かせた瞬間だった。