月島×スイーツ ページ33
「お邪魔します」
「親、出かけてるから」
「あ、うん」
蛍の家に着くと、綺麗に整頓されたリビングに通される。ここで食べるのかな…？
そうだ。ケーキ、お茶が入るまでの少しの間でも冷やしておこう。
「蛍、冷蔵庫どこ？」
「ここ。ケーキ入れるなら、一番上の扉開けて空いてるトコに入れて」
「はーい」
冷蔵庫の中もまた、綺麗に整頓されていた。当たり前だがそこかしこにこの家族の性格が垣間見えていて、面白いと思った。
「蛍ー、紅茶かなんか淹れようか」
「僕が淹れるから座ってて」
「え、私やるよ？」
ハァ…とこれみよがしに溜息をつかれた。
「A、今日調子悪いでしょ」
「え」
「椅子から立つごとにフラついてて、誤魔化せると思ってないよね？」
私の彼氏はとても鋭くて、隠そうとしていることに限って気付くのだった。
「大丈夫、ちょっと立ち眩みがしただけ…だから」
…あ、やばい。なんかタイミング良く(?)気持ち悪くなってきた。誤魔化せ…
「ハァ？今も気分悪いんでしょ」
ないですね、はい。
「あのね、毎月のことなんだからコッチは嫌でも気付かされるワケ。ティーカップ割られても困るし、座っててくんない？」
「わかっ…、え？」
『毎月』って…
「…気付いてたんだ」
「当たり前」
いいから座ってな、と言われるともう立つ理由がない。
「ったく。Aは僕がそんなニブい奴だと思ってたんだ？」
「ここまで鋭いとは思ってなかっただけだよ」
「王様とか日向みたいな単細胞とは造りが違うっつーの」
流石にあの子達と比べるのはアレだが、蛍は(一般的な男子と比べても)鋭い方だと思う。
「お茶淹れたから持ってって。出来る？」
「で、出来るよ」
大丈夫、大丈夫よA。
私はよろめかない、こけない、お茶こぼさない…っ！
はぁ…なんか疲れる…
蛍がケーキの入った箱とお皿を持ってきて、いよいよ待望のスイーツタイムが始まった。
ラッキーアイテム
毛布
ラッキーカラー
あずきいろ
カミングアウトしてみたら…？
菅原「辛くなったらすぐ俺に言えよな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 280人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水無月 蒼(プロフ) - Coronさん» すみません、現在リクエストは受け付けておりません…また機会があればお願いします。お褒めの言葉、ありがとうございました！ (2017年3月9日 12時) (
レス) id: 8f17acf100 (このIDを非表示/違反報告)
Coron - 木兎さんとかリクです！影山とか可愛かった！！よろしくお願いします！ (2017年2月27日 7時) (レス) id: a8ee573049 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 蒼(プロフ) - パニーニさん» 二口さん可愛いですよね(*'ω'*) (2016年8月5日 18時) (レス) id: 8f17acf100 (このIDを非表示/違反報告)
パニーニ - にろちゃんhs hs (2016年8月4日 12時) (レス) id: 02659eb864 (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*ｶｼﾞｭﾈ(プロフ) - 水無月 蒼さん» ありがとうございます！！では行かせてもらいますね☆`.｡☆`.｡☆`.｡☆ ≡ ( `･ω･) (2015年12月30日 0時) (レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水無月 蒼 | 作成日時：2015年8月26日 22時
