【HQ!!】女の子の日にカレと会ったら、惚れ直しました。

花巻×側に *リク ページ20

*Special thanks: もかさん
リクエストありがとうございました。

*＊*＊*＊*＊*＊*


「マッキー、ナイスアタック！」


…かっこいいなぁ…なんて。
私は、ここ、青葉城西高校のマネージャーであり、マッキーこと花巻貴大の彼女だ。


「よし、アタック練終わり！」
「オス！」


皆にドリンクを渡しに行った後、貴大にも渡しに行こうと思ったけれど、


「マッキー、ちょっと」
「おう」


彼はあいにく及川さんに呼ばれたところだった。

教室で見るいつもの貴大も好きだけど、バレーへの真剣な姿勢を見られる部活は格別で。
だから、マネージャーになった。



…あ、嫌な感じ。


「…すみません溝口さん」
「なんだ？」
「ちょっとお手洗い行ってきていいですか？」
「おー」


*＊*＊*＊*＊*＊*


「ハァ…」


いわゆる、女の子の日。
1ヶ月に1度、1週間の悪夢。

大丈夫かな、私。倒れたりしたら、みんなに心配かけることになるから無理はできない。

大丈夫。倒れない。倒れない。倒れない…と暗示をかけておく。

これで多分大丈夫！…多分。


*＊*＊*＊*＊*＊*


「戻りました」
「おう。あ、今からレシーブ練するから、アシスト頼む」
「はい」


カゴからボールを取り、渡したボールを溝口が打つ。


「もっと前ー」
「オス！」
「ダラけるな国見ボケ！」
「…はい」


何個渡したかわからない。
お腹痛いなぁ、なんて考えながらボールを渡していたら、ふと違和感に襲われた。

…あれ？私、何してたのかな…？

ふっ、と止まる思考と共に、ボールを渡す手も止まった。

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カミングアウトしてみたら…？

菅原「辛くなったらすぐ俺に言えよな」

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