ずっと笑っていて(マリアンヌ(甘)) ページ8
髪を切った……？
『ま、マリアンヌ……？』
え？どうして…？なんで？？？？
いや、可愛いけど！
まさか ー
ガクガクと手が震え、血の気が引いていくのが分かる。
目の前のマリアンヌは、頬を赤く染め恥ずかしそうに｢どう、でしょうか……？｣なんて控えめな笑みを浮かべている。
『可愛い』
そんなのそれ一択に決まってる。
それ以外の選択肢など無いに等しい。
『って、そうじゃなくて！！マリアンヌ、』
｢そうじゃない……やっぱり、似合ってないですよね……こんな…｣
『違う！似合ってるよ！すっごく！……私が言いたいのはその、なんでいきなり髪を切ったのかってことで……』
思わず視線が下に落ちていってしまう。
だって、私はマリアンヌにいつも可愛いって伝えていたし、もっと自信持って！って言い続けていた。
その甲斐や、みんなの存在のおかげで最近彼女は少し明るくなった。
色々なことがあったし、彼女が変わるのも分かる。
前向きになっていくマリアンヌを見れるのは私も嬉しい。
けれど、同時に不安にもなるんだ。
マリアンヌにはいつか私なんか必要なくなってしまって、気づいたら隣にいてくれなくなってしまうような気がしてならない。
だから、彼女の変化は私にとって、嬉しくも恐いものだった。
｢邪魔だったので｣
『え！？』
｢それに、前がよく見えないんです。前まではそれで良かったんですけど……今は、違います｣
そう言ってマリアンヌは笑った。
｢やっときちんとAさんの顔を見ることが出来て、とても嬉しいです｣
『ま、マリアンヌ〜！！』
あまりにも可愛くて、嬉しくてぎゅっとマリアンヌを抱きしめてしまった。
そんな私に驚きつつも、ふふっ。と笑を零してマリアンヌは私の背に手を回してきて、それに私はなんだか感動してしまう。
出会った頃だったなら、彼女は触らせてもくれなかっただろう。
｢Aさん。……大好き｣
『っ……！？』
ぎゅっと私の背を抱きしめる力を強めた彼女に、私の心臓はこれでもかという程に鳴り響きとどまるところを知らない。
きっと、マリアンヌにも聞こえてしまっているだろう。
『わ、わたひ、も…っ』
か、噛んだー？！大事なところで噛んじゃった。
恥ずかしい……！
あまりのことにじんわりと涙が滲んできた時、マリアンヌはそっと私の顔を覗きこんで、
｢肝心なところでパニックになるAさんも、私は好きです｣
そう微笑んだ彼女に堪えられず私は顔を覆った。
命あっての物種だろうと彼は言う。(クロード(切甘))→←あなたの優しさを私だけに下さい(イングリット(甘))
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安城(プロフ) - まふころーさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。リクエストの方は再開未定となっております。申し訳ありません。 (2023年4月7日 20時) (
レス) id: 1cc22b913b (このIDを非表示/違反報告)
まふころー(プロフ) - リクエスト、まだ再開してませんか？？ (2023年3月9日 23時) (レス) id: a91e55a1df (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 分かりました！急にリクエストしようとして申し訳ないです。 (2021年5月1日 15時) (レス) id: 9bdfc12b9d (このIDを非表示/違反報告)
安城(プロフ) - 桜さん» 返信が遅くなり申し訳ないです。前回更新と同時に概要欄に記載させて頂いたのですが、現在リクエスト停止中となります。お手数ですがリクエスト再開時にまたリクエストして頂けると嬉しいです。 (2021年4月30日 14時) (レス) id: 5852e8de80 (このIDを非表示/違反報告)
安城(プロフ) - 桜さん» いえいえー！かしこまりました。お時間頂きますが、気長に待っていただけますと幸いです。 (2021年4月15日 14時) (レス) id: 5852e8de80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安城 | 作成日時：2020年11月11日 20時
