あの星が掴めたら(ベレト(甘)) ページ1
『はぁ……ベレト先生。今日も格好良い……』
こちら年頃の女子学生。
この春、まさに春がやってきました。
『うちの学級の先生になってほしい……』
｢Aの奴、まーた言ってんのか。んなの今更無理に決まって、｣
｢しっ！！クロードくん！乙女心は繊細なんだからっ！｣
そこ！聞こえてますよ……！
後ろから、バッチリ聞こえる全然小声じゃない我が学級の級長クロードとヒルダちゃんのこそこそしているだけの話し声に心の中でツッコミつつ、視線は一生懸命に前で話しているベレト先生に注いでいた。
｢A。クロード。ヒルダ。真面目に聞け｣
そう。現在講義の真っ最中である。
……全く、クロードたちの声が大きいから怒られてしまった。
でも、怒った先生も素敵です。
恋とはまさに病である。
※※※※※
｢A。そんなに好きなのか？｣
先生に誘われて行ったお茶会で舞い上がりそうなぐらいハッピーな気持ちで、先生が選んでくれたお茶と、先生が用意してくれたお茶菓子を堪能していると、ふと先生が表情も変えずにそう口にするものだから、私はどうようのあまり、手にしたティーカップを持つ手もままならず、先程から左右に震えている。
『な、何がでしょう？お茶もお茶菓子も勿論大好きですよ』
ここで先生を好きだと言えない辺り、ダメだなぁと思うけれど、その勇気が私にはまだないのだ。
震えながらも、なんとかティーカップの中身をこぼさずに置く事に成功し、安堵した。
まさか先生が淹れてくれたお茶をこぼすわけにはいかないしね。
｢そうではなくて…｣
そこで言葉を切る先生に気になって、言葉の続きを待つも一向に口は閉じられたままで…。
私がなんですか？と聞こうと口を開いたと同時に先生は自身を指先し、私の脳は瞬時に意味を理解して沸騰したかのように全身に熱が駆け巡った。
｢好きなのか？｣
そう聞いて、こてんと首を傾げる先生に私は手で顔を覆い全身の動悸に襲われつつも無理矢理言葉を紡いだ。
『す、好きです……』
泣きそうだ。
やっと伝えられた嬉しさと、とんでもない程の恥ずかしさで。
｢……そうか｣
綺麗な微笑みを浮かべたベレト先生に私は手で顔を覆ったまま項垂れた。
あぁ、もう。
どうしてくれるんですか。
好きすぎて、ときめきで死にそうです。
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安城(プロフ) - まふころーさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。リクエストの方は再開未定となっております。申し訳ありません。 (2023年4月7日 20時) (
レス) id: 1cc22b913b (このIDを非表示/違反報告)
まふころー(プロフ) - リクエスト、まだ再開してませんか？？ (2023年3月9日 23時) (レス) id: a91e55a1df (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 分かりました！急にリクエストしようとして申し訳ないです。 (2021年5月1日 15時) (レス) id: 9bdfc12b9d (このIDを非表示/違反報告)
安城(プロフ) - 桜さん» 返信が遅くなり申し訳ないです。前回更新と同時に概要欄に記載させて頂いたのですが、現在リクエスト停止中となります。お手数ですがリクエスト再開時にまたリクエストして頂けると嬉しいです。 (2021年4月30日 14時) (レス) id: 5852e8de80 (このIDを非表示/違反報告)
安城(プロフ) - 桜さん» いえいえー！かしこまりました。お時間頂きますが、気長に待っていただけますと幸いです。 (2021年4月15日 14時) (レス) id: 5852e8de80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安城 | 作成日時：2020年11月11日 20時
