元暗殺者の小説家。

34話 ページ35

Aside




ブランクがあっても体はどうやら覚えているようで



刀と刀の当たる音。





嗚呼───




とっても楽しい。




と、




本能的にそう感じてしまうあたしはきっと、





昔から変われていないのだろう。



あたしはきっと、


殺しを辞めても



死ぬまで戦うことが好きな戦闘狂なんだろうな…







後ろから複数の足音が聞こえた。



まさか、警察か…？！






福地はニヤリと笑い



その隙にあたしの腹を斬りつけた。





福地「警察が来ることは予想内」




『ぅ…！』





福地「何故夜叉で殺さない」





『あたしの異能は人を殺す道具なんかじゃない…！！！！！』



あたりの…異能力は…！！！





【お前の異能は人を護ることができる
そんな優しい異能力だと、俺は思うよ】






『大切な誰かを護るためにある
異能力だ！！！！』





そうだよね







北河(ダーリン)？








福地「終わりだ」

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