54.現場の時間 ページ8
「思いついた！
原さんは助けずに放っとこう！！」
皆の何とも言えない顔。
まぁ当然か⋯。
「おいカルマふざけてんのか？
原が1番危ねーだろうが！！
ふとましいから身動き取れねーしヘヴィだから枝も折れそうだ！！」
『流石に言いすぎだよ寺坂
それに私もカルマ君に同意
何のための私達と寺坂なの？』
「はぁ？」
「⋯寺坂さぁ昨日と同じシャツ着てんだろ
同じところにシミあるし」
『あっ！やっぱりそうだよね！』
「おっ？Aちゃんも気づいた？」
『うん！』
「ズボラだよなー
やっぱお前悪だくみとか向いてないわ」
「あァ！？」
「でもな頭はバカでも体力と実行力持ってるからお前を軸に作戦立てるの面白いんだ」
そう言って寺坂のシャツのボタンを取るカルマ君。
今回はバカな寺坂様々かもね。
「俺を信じて動いてよ
悪いようにはならないから」
「⋯バカは余計だ
いいから早く指示よこせ」
「さぁて足元の触手も水を吸って動かなくなってきたね
とどめにかかろうイトナ
邪魔な触手を全て落としその上で「心臓」を」
殺せんせーは大分水を吸っているようでいつもの倍以上に触手が膨らんでいた。
「おいシロ！！イトナ！！」
「⋯寺坂君か
近くに来たら危ないよ？」
「よくも俺を騙したな」
「まぁそう怒るなよ
ちょっとクラスメイトを巻き込んじゃっただけじゃないか
E組で浮いてた君にとっちゃ丁度良いだろ」
「うるせぇ！！
てめーらは許さねぇ！！
イトナ！！
テメェ俺とタイマン張れや！！」
そう言い寺坂はシャツを盾にイトナ君に立ち向かった。
「止めなさい寺坂君！！
君が勝てる相手じゃない！！」
「すっこんでろふくれタコ！！」
もちろん殺せんせーは止めた。
でもこうするしかないんだよねカルマ君？
「クス
布キレ1枚でイトナの触手を防ごうとは健気だね
黙らせろイトナ
殺せんせーに気をつけながらね」
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ルルナ(プロフ) - 更新が遅れていて申し訳ありません！最近忙しくてずっと書く事じたい難しい状況でした。まだしばらく忙しい日が続き、ものすごいゆっくりペースになってしまうともうのですが気長に待っていただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いします！ (4月13日 1時) (
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年2月24日 1時
