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イトナ君の触手は前よりも速く、そして重みがあるように見えた。
「触手の数を減らしその分パワーとスピードを集中させた
単純な子供でも操りやすい
片や君は全身濡れてますます動きが鈍ってきた
「心臓」を破壊するのも時間の問題だ」
殺せんせーの触手が水をどんどん含んで膨らんでる。
殺せんせーが押されているように見える。
「まじかよ⋯あの爆破はあの2人が仕組んでたとは」
「でも押されすぎな気がする
あの程度の水のハンデはなんとかなるんじゃ？」
やっぱりそうだよね⋯どう見ても押されてる。
「水だけのせいじゃねー」
「寺坂⋯！！」
「力を発揮できねーのはおまえらを助けたからよ
見ろタコの頭上」
『⋯！！
原さん！！』
なんと木の枝に今にも落ちそうになりながら、しがみついてる原さんの姿があったのだ。
「助け上げた場所が触手の射程圏内に！！」
「特に⋯ぽっちゃりが売りの原さんが今にも落ちそうだ！！」
「あいつらの安全に気を配るからなお一層集中できない
あのシロの奴ならそこまで計算してるだろうさ
恐ろしい奴だよ」
「のん気に言ってんじゃねーよ寺坂！！
原たちあれマジで危険だぞ！！
おまえひょっとして⋯今回の事全部奴等に操られてたのかよ！！」
「⋯フン
あーそうだよ
目標もビジョンも無ぇ短絡的な奴は⋯頭の良い奴に操られる運命なんだよ」
その瞬間寺坂の目が変わったような気がした。
さっきの言い訳ばかりしていた寺坂とは別人のように⋯。
「だがよ
操られる相手ぐらいは選びてぇ
奴等はこりごりだ
賞金持って行かれんのもやっぱり気に入らねぇ
だからカルマ！テメーが俺を操ってみろや
その狡猾なおツムで俺に作戦与えてみろ！！
カンペキに実行してあそこにいるのを助けてやらァ！！」
「良いけど⋯実行できんの俺の作戦？
死ぬかもよ」
「やってやンよ
こちとら実績持ってる実行犯だぜ」
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ルルナ(プロフ) - 更新が遅れていて申し訳ありません！最近忙しくてずっと書く事じたい難しい状況でした。まだしばらく忙しい日が続き、ものすごいゆっくりペースになってしまうともうのですが気長に待っていただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いします！ (4月13日 1時) (
レス) id: bd85790c20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年2月24日 1時
