75 ページ29
『まさかカルマ君が料理まで出来るなんて思ってなかったよー』
「まぁね
うちの親今日みたいに海外に旅行行く事多いしさ
あんまり外食とかコンビニばっかりだと怒られるしー
慣れだよね」
『すごいなー
私も見習わなきゃ！』
普段私はおばあちゃんとかお父さんに料理してもらうから、自分では全然しない⋯。
もう来年には高校生になるし少しは頑張らないと⋯来年まで地球があればの話だけど。
私はそんな事を考えながらピカピカに皿を洗い上げた。
「疲れたから勉強やめて休憩しよー」
カルマ君は部屋に戻るとベッドに寝転がりながら休憩したいと言った。
『カルマ君全然勉強してなかったじゃん
それに食べた後すぐ寝るのは悪いんだよー』
「えー別にいいじゃん
勉強はAちゃんいない時になるからさ
てか1人の方が進むしー」
『⋯じゃあなぜ私を呼んだ！
私別に来なくて良かったじゃん⋯』
「え？
そんなのAちゃんに会いたかったからに決まってんじゃん」
そう言ってカルマ君は私に微笑みかけた。
その綺麗なはちみつ色の瞳に私は吸い込まれそうになってしまった。
懐かしいなぁ。
転入初日もこの瞳に吸い込まれそうになったんだっけ⋯。
「聞いてる？
俺 Aちゃんに会いたかったんだけど⋯」
カルマ君はそう言いながら耳が赤くなっていた。
自分から言い始めたくせに照れるなら言わなければ良かったじゃん。
私はちょっとカルマ君に意地悪してみたくなった。
『私もカルマ君に会いたかったよ
連絡してくれて嬉しかった
でもどうしてそんなに耳赤いの？
これってそんなに恥ずかしい事？』
「はぁ！？」
カルマ君は少し驚いていて、図星すぎて恥ずかしそうな⋯そんな言葉では言いづらい顔をしていた。
『何その顔⋯カルマ君って意外と可愛いね』
そう言った瞬間だった。
私はカルマ君に壁に追い詰められてしまっていた。
さっきまでベッドに居たはずなのに⋯。
どうなっているか分からなくて混乱しているとカルマ君が⋯
「あんまりからかわないで」
そう言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルルナ(プロフ) - 更新が遅れていて申し訳ありません！最近忙しくてずっと書く事じたい難しい状況でした。まだしばらく忙しい日が続き、ものすごいゆっくりペースになってしまうともうのですが気長に待っていただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いします！ (4月13日 1時) (
レス) id: bd85790c20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルルナ | 作成日時：2024年2月24日 1時
