69.終業の時間・1学期 ページ23
期末の後はほどなく1学期の終業式。
けど私達にはやるべき事が残っている。
「おお〜
やっと来たぜ
生徒会長サマがよ」
「何か用かな
式の準備でE組に構う暇なんて無いけど」
相変わらずの態度ですこと⋯浅野君。
まさかあの賭け忘れたなんて言わないよね？
「おーう待て待て
何か忘れてんじゃねーのか？」
「浅野 賭けてたよな
5教科を多く取ったクラスがひとつ要求できるって
要求はさっきメールで送信したけどあれで構わないな？」
「くっ⋯」
一切顔の表情を変えない浅野君。
なんだか見てて面白くない。
横にいる五英傑の仲間の方が全然面白いよ⋯。
「5教科の賭けを持ち出したのはてめーらだ
まさか今さら冗談とか言わねーよな
何ならよ5教科の中に家庭科とか入れてもいいぜ
それでも勝つけどな
ヘッヘッヘッ」
『浅野君⋯勝ったから私A組には戻らないね
それからこれからも戻るつもりないから』
そういえば殺せんせーとビッチ先生仲良くしてるかなー？
なんか烏間先生に留守番してろって言われてたんだよなー。
「見事にしてやられたわね
特にあの悪ガキ共に」
「⋯ええ
彼等の主張は詭弁すれすれですし本当の5教科に力を入れて欲しかったのは確かですが
でも私はうれしい
家庭科のテストは受験に使わない分重要度が低い
よって問題も⋯教科担任の好みで自由に出題する傾向にある
そうなると私の授業しか受けていないE組の生徒には圧倒的不利
100点1位は下手すれば5教科よりも難しいはずです
相当研究したのでしょう
私に1杯食わせるためにありとあらゆる出題傾向を
盲点を突く自由な発想と一刺しのための集中力
「⋯Aは？」
「彼女に関しては予想外でした
まぁ家庭環境が少し複雑なのは知っていましたしこのような事は想定内でした
ですが今までだったら自分から言うような生徒ではなかった
彼女も少しずつ変わっているようです
生徒の成長は嬉しいものですね」
「⋯ところで何で私達留守番なのかしら？」
「だって烏間先生が終業式来るなって」
「タコがいるせいだわ」
「ビッチがいるせいです」
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ルルナ(プロフ) - 更新が遅れていて申し訳ありません！最近忙しくてずっと書く事じたい難しい状況でした。まだしばらく忙しい日が続き、ものすごいゆっくりペースになってしまうともうのですが気長に待っていただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いします！ (4月13日 1時) (
レス) id: bd85790c20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年2月24日 1時
