58.期末の時間 ページ12
ついにこの時期がやってきた⋯そう期末テスト。
椚ヶ丘中学校では成績が全て。
E組を誰に恥じる事もないクラスにする⋯そう目論む百億円の賞金首にとってこの期末は1学期の総仕上げ、決戦の場である。
そんなんで私達は外でそれぞれ殺せんせーの分身に勉強を教わっていた。
「ヌルフフフ
皆さん1学期の間に基礎がガッチリ出来てきました
この分なら期末の成績はジャンプアップが期待できます」
『途中で編入してきて中間テストを受けてない私でも大丈夫？』
「えぇ、Aさんは元々の学力があり、尚かつ最近やたらと積極的
問題ないでしょう」
「殺せんせー
また今回も全員50位以内を目標にするの？」
そういえば中間テストの時は全員50位以内が目標だったって聞いてたな。
それを知った理事長に見事に阻止されちゃったけど⋯。
「いいえ
先生あの時は総合点ばかり気にしていました
生徒それぞれに合うような目標を立てるべきです
そこで今回は⋯この暗殺教室にピッタリの目標を設定しました！」
へぇ、私達にピッタリの目標ねぇー。
ふと目があった殺せんせーと寺坂。
「だ 大丈夫！！
寺坂君にもチャンスがある目標ですから！！」
そりゃそうだ。
なんだって1人だけナルトだもんな。
それよりどんな目標なのやら⋯。
「さて 前にシロさんが言った通り先生は触手を失うと動きが落ちます」
そう言い殺せんせーは自分の触手を銃で撃ち落とした。
皆突然の事にびっくりしていたがそんなのお構い無しに殺せんせーは話を続けた。
「1本減っても影響は出ます
ごらんなさい
全ての分身が維持しきれず子供の分身が混ざってしまった」
あれ？分身ってそういう減り方するモンだっけ！？
絶対今皆そう思ったに違いない。
そんな私達をよそに殺せんせーはさらにもう1本触手を撃ち落とした。
「さらに1本減らすとごらんなさい
子供分身がさらに増え⋯親分身が家計にやりくりに苦しんでます」
なんか切ない話になってきたなー。
「もう1本減らすと父親分身が蒸発しました
母親分身が女手ひとつで子を養わなくてはいけません」
「「重いわ！！」」
「色々と試してみた結果 触手1本につき先生が失う運動能力は⋯ざっと20%！
⋯そこでテストについて本題です
前回は総合点で評価しましたが⋯今回は皆さんの最も得意な教科も評価に入れます
教科ごとに学年1位を取った者には答案の返却時触手を1本破壊する権利をあげましょう」
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ルルナ(プロフ) - 更新が遅れていて申し訳ありません！最近忙しくてずっと書く事じたい難しい状況でした。まだしばらく忙しい日が続き、ものすごいゆっくりペースになってしまうともうのですが気長に待っていただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いします！ (4月13日 1時) (
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年2月24日 1時
