48.寺坂の時間 ページ2
「おい皆来てくれ！！
プールが大変だぞ！！」
ある日の朝、岡島君が大慌てで教室に入ってきた。
それを聞いた私達は急いでプールへと向かった。
行ってみると、見るに堪えないほどプールが荒らされていた。
「⋯ッ メチャクチャじゃねーか⋯」
「ゴミまで捨ててひどい⋯
誰がこんな事⋯」
ふと視線を感じて見てみると、寺坂達がニヤニヤ笑ってこちらを見ていた。
「あーあー⋯こりゃ大変だ」
「ま いいんじゃね？プールとかめんどいし」
絶対犯人こいつらだ⋯。
渚君も多分気づいてる。
「ンだよ渚
何見てんだよ
まさか⋯俺らが犯人とか疑ってんのか？」
寺坂が渚君の胸ぐらを掴んでそう言った。
『おいやめろよ
犯人とか疑われたくなかったらわざとらしい演技やめろよ
バレバレなんだよ、このバカが⋯』
「あぁ！？なんだと？
くだらねーんだよその考え」
「まったくです
犯人探しなどくだらないからやらなくていい」
『殺せんせー！⋯でも！』
すると殺せんせーはあっという間にプールをもとどおりに治してしまった。
「Aさん大丈夫です
これでもとどおり！！
いつも通り遊んで下さい」
『わぁーすごい
ありがとう殺せんせー』
「寺坂の様子が変？」
「⋯うーん⋯
元々あの3人は勉強も暗殺も積極的な方じゃなかったけど特に彼がイラ立ってるっていうか⋯プールを壊したのも主犯は多分寺坂君だし」
『渚君に同感！
何なのあの⋯わざとらしいの！』
「放っとけよ
いじめっ子で通してきたあいつ的には面白くねーんだろ」
「殺していい教室なんて楽しまない方がもったいないとは思うんだけどね〜」
「うおマジかよ殺せんせー！！」
「この前君が雑誌で見てた奴です
丁度プールの廃材があったんで作ってみました」
休み時間、殺せんせーはプールで出た廃材を使いバイクの模型を作ってきた。
「すげー！！まるで本物じゃねーか！！」
本当に細部までこだわってあってすごい！
でもまた気に入らないみたいだね、寺坂は。
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ルルナ(プロフ) - 更新が遅れていて申し訳ありません！最近忙しくてずっと書く事じたい難しい状況でした。まだしばらく忙しい日が続き、ものすごいゆっくりペースになってしまうともうのですが気長に待っていただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いします！ (4月13日 1時) (
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作者名：ルルナ | 作成日時：2024年2月24日 1時
