第109話…約束 ページ9
現実世界視点
ｽｶｲ「『さっさと告れよ…そのうち誰かに取られるぞ』」
ｱﾚﾝ「『むぐぐ…』」
すると蓮の親友の体が光だした
渚「あっ…」
業「………」
VRMMOをしたことのない人にもわかるお別れの時間がきたのだ
ｽｶｲ「『お前が楽しそうでよかった』」
ｱﾚﾝ「『恨んでねぇのかよ？俺1人生き残って…』」
ｽｶｲ「『全然？俺はお前に迷惑ばっかかけたからなもっとちゃんとお礼がしたかったよ』」
蓮は親友の手を握り伝える
ｱﾚﾝ「『俺はお前に救われた…礼なんかいらないから…だから…俺の好きなお前の笑顔で…』」
ｽｶｲ「『おぉ！またな睡蓮！』」
満面の笑みでそう言った蓮の親友は光の欠片となり消えた
ｱﾚﾝ「『だから……本名で呼ぶなって……何度も…何度も…』」
蓮は涙を流しながらも自分の剣をしまい親友が残した剣を拾い立ち上がった
ｱﾚﾝ「『必ず…もう1度会うためにヨヅキが作ったこの世界を終わらせる！これは…アイツと最後に約束した延長戦だ！！』」
蓮は涙を拭き力強い目つきで何千といる敵を見渡した
ｱﾚﾝ「『やっと解放されたのにこんなとこに閉じ込められて…早くこんなこと終わらせないとな！』」
蓮はそう言って敵陣地に走り出した
ｱﾚﾝ「『悪い！待たせたな！』」
ﾐｶ「『………ちゃんと話せた？』」
ｱﾚﾝ「『あぁ！ついでに約束もしてきた』」
Aは優しい笑顔で蓮を見つめた
ﾐｶ「『そっか……じゃあその約束とやらを守るためにもこの人たちを解放しなくっちゃ！』」
ｱﾚﾝ「『あぁ！』」
彼らはE組が思ってた以上の困難に立ち向かっていた…そして現在進行形で戦ってる
前「なんであんなに頑張れるんだろうな…俺なら無理だよ｡いくらAIといえ親友とか友達を斬るだなんて…」
渚「きっと…きっと明日川くんは親友のために親友を斬ったんだ…僕にはわからないけどきっと明日川くんとAさんは誰かのために戦ってる」
画面の向こう側には必死で剣を振っているAたち…彼らのHPはどんどん減っていくにも関わらず敵は倒しても倒しても湧いてくる
ﾐｶ「『ハァ…ハァ…』」
ｱﾚﾝ「『ハァ……っ…』」
2人だけじゃない他の人たちもかなり疲れている様子だった
ﾕｲ「…………っ！解析完了しました！！パパたちをレベルアップです！」
ユイはよくわからないことを言っていたがそれもすぐに理解した
．
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作者名：氷の妖精姫♪ | 作成日時：2021年5月20日 22時
