デスゲームの生還者は暗殺者になる【暗殺教室】&【SAO】3 (ページ19)

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第119話…あの時ページ19

蓮視点

回想…

ｱﾚﾝ「な…何でこんな高レベルダンジョンに行くんだよ！！」
ﾐｶ「…………」

無視かよ…

ﾓﾝｽﾀｰ「グォォォッ！」
ｱﾚﾝ「セリャァァッ！」
ﾓﾝｽﾀｰ「ガァッ…」ﾊﾟﾘﾝ

何とか倒せるけど…もうHPが…

ﾓﾝｽﾀｰ「グォォォォッ！！」
ｱﾚﾝ「しまっ…」

殺られる……そう思った瞬間…

ﾐｶ「ホイッ！」
ﾓﾝｽﾀｰ「ギャウッ！」ﾊﾟﾘﾝ

助けて…くれたのか？

ﾐｶ「こんなとこで躓いてどうするの？しっかりしなさい」
ｱﾚﾝ「っ！……うっせー」

俺は先に歩く彼女の横に並んだ

ｱﾚﾝ「………何で…ここまでしてくれるんだ？」
ﾐｶ「ん？」
ｱﾚﾝ「俺は強くなりたくてお前の後をついて回ってるけど…お前は俺をこんなとこまで連れてくるギリないだろう？」

そう聞くと彼女は可笑しそうに腹を抱えて笑う

ﾐｶ「別に君のためにこんなことしてるわけじゃない…私はただ君と一緒で強くなりたいだけなの」
ｱﾚﾝ「十分強いじゃないか｡それ以上強くなってどうするんだ？」

彼女は満面の笑みで言う

ﾐｶ「1度でいいから1人でフロアボス攻略したいんだ｡ゲーマーなら誰でも憧れるでしょ？」
ｱﾚﾝ「………死ぬかもしれないのに？」
ﾐｶ「死なないために強くなるんじゃない」

そう言って彼女はダンジョンの出口まで走る

ﾐｶ「置いてくぞー！」
ｱﾚﾝ「今行く！！」

これが俺とミカヅキが…初めてお互いの求めるものを知った日だった｡それから数ヶ月…俺は短期間で攻略組と肩を並べられる強さを手に入れた

ﾐｶ「アレンくん｡君は強豪ギルドに入れるだけの強さを手に入れた」
ｱﾚﾝ「は？いきなりなんだよ…」

彼女の顔はいつになく真剣で俺たちの間には今までいない雰囲気に包まれた

ﾐｶ「私と一緒にいるよりそっちに行く方がゲームクリアに近づくと思う｡君との約束通り私は君がゲームクリアするときにはきっと一緒にボス戦に挑んでる…だからこれ以上一緒にいることもない」

いつもの元気なミカヅキではなく悲しそうな…何かを我慢しているような顔で俺に伝える

ｱﾚﾝ「……俺はミカヅキと一緒にいたい｡ギルドに入るよりお前といる方が強くなれる気がする｡今度は俺がお前の背中を守りたい」
ﾐｶ「………」

するとミカヅキはメインウィンドウを開き操作をする

ｱﾚﾝ「っ！デュエルの申請？」
ﾐｶ「私と一緒にいたいならデュエルで私の体に少しでも傷を付けてみなさい」

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