第117話…緊張感 ページ17
現実世界視点
ﾐｶ「『アレン！！』」
ｱﾚﾝ「『敵は俺と戦いたいみたいだからな…その思いに答えてやろうじゃねぇか！』」
蓮の口が荒れている…こんな彼を見ることはそうそうない…
ｱﾚﾝ「『ミカヅキはキリトたちのこと行けモンスターが消えたとはいえまだ敵は残ってる』」
ﾐｶ「『でも…っ！』」
蓮は心配するAに拳を差し出した
ｱﾚﾝ「『今度は俺がミカヅキを守る｡だから…』」
ﾐｶ「『………うん』」
Aは蓮の拳に自分の拳を合わせてキリトと呼ばれる全身黒の装備を着るアバターのそばに行った
ｷﾘﾄ「『ミカヅキ…』」
ﾐｶ「『大丈夫…アレンは私の相棒だもん…負けない…勝つって信じてる』」
Aはもう1度だけ蓮と紫月の方を見た
ﾐｶ「『……さぁ！敵はまだたくさんいる…早く倒して現実世界に帰ろう！』」
ｷﾘﾄ「『あぁ！』」
そのままAは仲間と共に剣を振る
ﾕｲ「高レベルプレイヤー50人全て解析終了しました！早速解放に取り掛かります！」
律「こちらも中レベルプレイヤー約100人の解析終了しました…ですがこれ以上は難しいかと…」
［十分でしょう｡約150人の増援がAさんたちを助けてくれます］
敵の数は最後に集計を取った時より減っているので残りは約1700人…それ引く150だから残りの数、約1650人…まだ数は多いけどきっと蓮が紫月を倒せば全てが終わる
渚「明日川くん…頑張れ！」
茅「Aちゃんも頑張って！」
E組は一丸となりAたちに応援を捧げた
ﾐｶ「『……うん…頑張るよ』」
彼女は確かにそういった…ユイの声はともかく現実世界にいるE組の声は聞こえないはず…でもきっと彼女には応援の言葉が届いたんだ
ｷﾘﾄ「『スイッチ行くぞ！』」
ﾐｶ「『了解！』」
そこで場面は切り替わり蓮と紫月が映し出された
ｱﾚﾝ「『そういえば…こうしてちゃんと話をするのは初めてじゃないか？』」
ﾖﾂﾞｷ「『そうかもね』」
話している2人の間には緊張感が高まっている…
ｱﾚﾝ「『……で？お前の目的はなんなんだ？ミカヅキには自分しかいないと思わせるのにはずいぶん手が凝っていると思うが？』」
ﾖﾂﾞｷ「『知ってどうするの？これから死ぬかもしれないのに』」
その言葉にE組にも緊張感が高まる｡忘れかけていたがあの世界では死ぬかもしれないんだ…蓮は自分の持っていた親友の剣に目を向ける
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作者名：氷の妖精姫♪ | 作成日時：2021年5月20日 22時
