story44 ページ44
A「…違うよ。」
うつむきながら答えた。
そんなはずなのに…「違うよ」って答える
．
涼介「ごめんなさいって言ってた」
A「…。」
．
涼介「男の声だったよね？」
A「…。」
.
涼介「そんな嘘。すぐにﾊﾞﾚるよ」
A「…。」
．
それでもAは認めない。
昔からこういうところ…ある。
涼介「頼っていいんだよ。」
A「…。」
．
涼介「…そばにいるんだから。頼ってよ…」
A「…だいじょーぶ…」
．
涼介「A…」
A「だいじょーぶだよ。
…ちょっと声聞いたら甘えたくなっただけ。
別に何もされてないし言われてない。」
．
Aは「平気だよw少し期待しちゃっただけw」って明るく笑う。
それがただの空元気ってことも
強がりだってことも分かってる。
それでもAが甘えてこない限り
何もできないｵﾚは…腕を離すしかなくて。
「ありがとね」って笑うAに愛想笑いするしかなかったんだ。
…。
先輩が憎い。
電話１つでこんなにもAの心を動かしてしまう先輩が憎い。
．
ｵﾚがこんなにもそばにいてAの気持ちを
軽くしようとしてるのに
自分の都合で連絡してきて
あっという間にAの気持ちを奪っていく先輩がどうしようもなく憎かった。
.
結局この日は昼までAの家にいて、
そのあと裕翔と知念を誘ってｶﾗｵｹに行った。
．
A「涼介歌…上手いねー…///」
涼介「まじ？惚れ直した⁇」
A「それはどうかなw」
．
裕翔「山はAのために心を込めて歌ったんだもんね⁇」
涼介「う…うるせー…‼」
A「ふふ。涼介…ありがとねw」
.
裕翔に茶化されて
顔を真っ赤にしてる自分が恥ずかしい。
それでもAのために何曲か歌ったんだ。
帰り際…「ｹ-ﾀｲ...まだ先輩のとこ？」って聞いた。
A「やっぱり私が取りに行かなくちゃいけないみたいw」
そう言ったAはどこか寂しげで
でもﾎｯとしたように微笑んだ。
…会いに行かないで。
そう言えないｵﾚは…
翌日。
思い切って動くことにした。
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Milk−T(プロフ) - オムライス不足さん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます。小悪魔の方も是非よろしくお願いします。 (2017年8月18日 17時) (
レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス不足 - 小悪魔ハニーと一緒に読んでます!もうスッゴいはまりました!!更新頑張って下さい!! (2017年8月17日 19時) (レス) id: 48e9a63abb (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - ちさとさん» ｺﾒﾝﾄありがとうﾃﾞｽ。そう言ってもらえて本当に嬉しいです♪甘くて切ない恋を上手く書いて行きたいと思ってますのでこれからもよろしくお願いしますね。 (2017年8月10日 12時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - aya04230829さん» ｺﾒﾝﾄありがと♪ｱﾔちゃんが楽しんでくれて嬉しい。なかなか進められないのよね、なにせ増田さん一筋のお姉さんなのですからwでも友達以上恋人未満の切ない2人。上手く表現したいと思ってます。 (2017年8月10日 11時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 毎日楽しみに読んでます！( ^ω^ )毎日の楽しみです（笑）更新大変かと思いますが頑張ってください！ (2017年8月9日 15時) (レス) id: f24cb1887d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2017年8月2日 15時
