愛してる。誰よりも君を【RYOSUKE.Y】

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涼介「…なんで泣いてた？」









…Aを背中にくっつかせて
さっきの号泣の意味を聞いた





．







涼介「ごめんなさいって…なに？」









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Aの暖かさが背中越しに伝わって
なんだかﾎｯとしてる自分がいる。









何ヶ月ぶりかのこの感じ。
Aが先輩のために泣いた時はいつもこうして寄り添っていた









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つかんだ手を…ぎゅっと握り。
「やっぱりお前は泣いてんだな」って

呆れたように笑ったｵﾚ。









それでもAから抱きついてくるような感じはない。ｵﾚが抱きつかせているだけ…









しばらくすると「あの…」って。
Aが口を開きかけた時…「Aー。入るわよー？」とお母さんがﾄﾞｱを開けた。









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お母さん「A、あなた…っあら。
あらあら…///」







涼介「あ…お母さん。あのｽｲﾏｾﾝ..」








お母さん「い…いいのよー？もー。
Aったら甘えん坊なんだから。」









そうか。
Aがｵﾚに抱きついているように見えてるから…w

お母さんは「少し出掛けてくるけどいい？」って。









A「いーよー…」









その間もずっとAは背中にくっついたまま。
「それじゃ山田さん、頼むわね」って出て行くまでずっとﾋﾟｯﾀﾘくっついていた









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A「勘違いされた」


涼介「あはは。」


A「私が甘えたことになってる」


涼介「だってお前…離れないんだもん」









そう言うと。









A「…だって。あったかいんだもん」









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ﾄﾞｷﾝ..とするようなことを時々言うんだよな。


「そっか」としか言えないじゃん。









でもAは
「…これ以上はやめておく」って手を離し
ｵﾚの背中から温もりが遠のいた。









だったら…今度はｵﾚ。









後ろからAをぎゅっと抱きしめた。









涼介「A…」

A「…。」









涼介「電話の相手…誰だった？」

A「…。」









．




涼介「…増田先輩？」

A「…。」









．





涼介「…振られたのに…また傷つくようなこと言われたの？」


A「…。」









涼介「ひどい男。」

A…。」

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