story42 ページ42
A「ごめ…んなさぃ…」
そう言って謝るAは
小さく丸くなって…誰かと電話していた。
もう大泣き。
お化粧も取れちゃうくらいで
何度も謝ってる。
涼介「大貴…。相手は?」
大貴「…」
涼介「増田先輩か?」
大貴「…。」
涼介「…そうなんだな」
大貴「…。」
.
オレはAの目の前に立ち
泣いてるAからスマホを奪った。
「もしもし…?」って言ってる声は間違いない。
スマホの表記は「貴にぃ」。
…朝から泣かせてんじゃねーよ。
A「あ…あの…」
涼介「…。」
.
プツ.....っと電話を切り。
「大貴.はい。」って返した。
泣きべそでオレをみつめてるAは
「涼介…」って悲しそう。
.
涼介「…Aの部屋。行こ?」
A「でも…」
.
涼介「…はじめて入ったんだもん。興味ある」
A「…。」
涼介「ね?お願い」
.
Aの手を握って…立たせた。
「こっち?あっち?」
「こっち…」
オレが手を引き
Aの部屋のドアを開けた
.
涼介「お邪魔しまーす…。」
A「…。」
ふわっと女の子の香り。
柔らかい…優しい香りがして。
はじめてのAの部屋を見渡した。
ピン ク っぽい部屋。
ベッドの上にはクマのヌイグルミが2体。
寄り添うように置いてあって…
その手はシュシュで繋がれていた。
あのクマ...
Aが泣いてうちに来た時持ってたやつ。
2体あったのかw
女の子の割にサッパリした部屋。
もっとこう…ゴチャゴチャしてんのかと思ったらそうでもない。
白っぽい本棚には
ファッション誌が並んでて…
その上には写真たて。
その中には…
先輩とAの写真。
2人ともすごく幸せそうで…
寄り添いながら笑ってた
A「あんまり見ないでよw」
涼介「いや…見るでしょ。初なんですもん」
A「…ごめんね。私…」
.
オレの後ろに立ち…
隠れながら話すAの両手を引っ張って
オレの背中にくっつけた。
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Milk−T(プロフ) - オムライス不足さん» コメントありがとうございます。小悪魔の方も是非よろしくお願いします。 (2017年8月18日 17時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス不足 - 小悪魔ハニーと一緒に読んでます!もうスッゴいはまりました!!更新頑張って下さい!! (2017年8月17日 19時) (レス) id: 48e9a63abb (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - ちさとさん» コメントありがとうデス。そう言ってもらえて本当に嬉しいです♪甘くて切ない恋を上手く書いて行きたいと思ってますのでこれからもよろしくお願いしますね。 (2017年8月10日 12時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - aya04230829さん» コメントありがと♪アヤちゃんが楽しんでくれて嬉しい。なかなか進められないのよね、なにせ増田さん一筋のお姉さんなのですからwでも友達以上恋人未満の切ない2人。上手く表現したいと思ってます。 (2017年8月10日 11時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 毎日楽しみに読んでます!( ^ω^ )毎日の楽しみです(笑)更新大変かと思いますが頑張ってください! (2017年8月9日 15時) (レス) id: f24cb1887d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Milk-T | 作成日時:2017年8月2日 15時