story29 ページ29
.
これと同じものをｵﾚも持ってる。
内容は少し違うけど…
ｵﾚも財布に入れて持ち歩いてる。
.
A「…ちょっと…辛いことあったから…」
涼介「…。」
A「…元気をもらおうと思って。」
.
申し訳なさそうに話すA。
「…偉そうなこと言っといて…意外とﾎﾞﾛﾎﾞﾛだったりします、私w」って。
ﾍﾟﾛﾘと舌を出してはにかんで笑う。
胸の奥がｽﾞｷｽﾞｷと痛んだ
ｵﾚの好きな人が…ｵﾚの写真を持ち歩いてる
傷ついて…ｵﾚにすがりつきたいって言ってる
嬉しいはずなのに胸が苦しくて…
どうしていいのかわからないけど
とりあえずｵﾚはAを抱き寄せた。
A「わ…ぁ。ちょっと.…」
涼介「A…。」
A「…涼介、やだよw」
涼介「お前に何があった」
.
涼介「お前と先輩に…何が…」
A「…聞かないで。」
涼介「でも…」
A「思い出すの辛いから。
まだ聞かないで…」
涼介「…そんなこと…。そんなこと言って
お前また1人で泣くつもりなんだろ…」
.
抱きしめる力を強くすればするほど
Aは首をﾌﾞﾝﾌﾞﾝと横に振る
．
涼介「ｵﾚがいる時はｵﾚに甘えろよ」
A「ﾀﾞﾒだよ。そんな事したら涼介が困るんだよ？」
涼介「困らねーよ。ｵﾚはお前が笑ってくれてればそれでいいんだ。…話してみろって」
…Aが辛いって言ってる。
あんなに増田先輩のことしか見てないAが
先輩のことを思い出すのが辛いって言ってる。
涼介「…どうしたらいい？」
A「…。」
涼介「どうしたら…お前は楽になる？」
A「…わかんない。」
涼介「…。」
A「わかんない…けど…」
涼介「A…？」
A「…ぎゅっ…ってしてて欲しい…」
…Aの手が。
震えながらｵﾚの背中にそっと回った。
Aの甘い香り。
久しぶり…鼻をくすぐるこの香りに
ｵﾚは昔を思い出す。
Aは何度となくこうしてｵﾚに抱きしめられてきた。
その度に泣いて甘えて。
ｽｯｷﾘするとまた先輩の元へと戻ってしまう。
A「涼介…」
涼介「黙ってろ…。このままでいてやるから」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 197人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Milk−T(プロフ) - オムライス不足さん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます。小悪魔の方も是非よろしくお願いします。 (2017年8月18日 17時) (
レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス不足 - 小悪魔ハニーと一緒に読んでます!もうスッゴいはまりました!!更新頑張って下さい!! (2017年8月17日 19時) (レス) id: 48e9a63abb (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - ちさとさん» ｺﾒﾝﾄありがとうﾃﾞｽ。そう言ってもらえて本当に嬉しいです♪甘くて切ない恋を上手く書いて行きたいと思ってますのでこれからもよろしくお願いしますね。 (2017年8月10日 12時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - aya04230829さん» ｺﾒﾝﾄありがと♪ｱﾔちゃんが楽しんでくれて嬉しい。なかなか進められないのよね、なにせ増田さん一筋のお姉さんなのですからwでも友達以上恋人未満の切ない2人。上手く表現したいと思ってます。 (2017年8月10日 11時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 毎日楽しみに読んでます！( ^ω^ )毎日の楽しみです（笑）更新大変かと思いますが頑張ってください！ (2017年8月9日 15時) (レス) id: f24cb1887d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Milk-T
| 作成日時：2017年8月2日 15時
