Who Call My Name 2 (ページ50)

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練習の虫 MGside ページ50

新曲の練習を終わらせて皆が練習室から出ていく時

VN「あれ、ヌナまだやるんですか？」

A『うん！ちょっと納得いかないところあってさー！先帰ってて～！』

VN「わかりました～、あんまり長くいたらダメだよ～」

A『うん～！』

そんな会話が後ろの方から聞こえてきた

Aは多分このまま今日は一泊するつもりだろう

AがSEVENTEENに入ってからこういう場面は何度も見てきた

この前なんか2日連続で練習室に泊まったりしてた

さすがに心配になってウジヒョンに相談したら、

WZ「あいつだってアイドルなんだ、自分の体調管理はしてるはずだ。それにいざとなったら意地でも寝かす」

なんて言われた

前まではAの事が好きだから気にかけてた！って感じだったけどメンバーになって、一緒に住んでいくうちにこの感情はほんとに恋愛なんだろうかって思うようになってきた

人よりも優れているのに、それにあぐらをかかずに毎日自分の限界まで練習を続けて、これは、この感情は心に秘めておくことすら失礼なんじゃないかって思うようになった

夜の12時

やっぱり心配になって練習室を見に行くとまだ部屋に明かりがついていたからこっそり中を覗くつもりだった

ガチャ

A『あれ？ミンギュ！こんな時間にどうしたの？』

Aが部屋からちょうど出てきて鉢合わせしてしまった

Aを見ると汗でTシャツが濡れてて、休まずに練習してたんだろうと思った

MG「いや、Aまたご飯も食べずに練習してるんだろうなーと思ったからご飯持ってきた」

A『え？！うそ！ありがとう～！ちょうど今コンビニでなんか買いに行こうとしてたところなの～』

MG「こんな時間に一人で？」

A『うん』

MG「バカでしょ？女の子がこんな時間に外うろついたら襲われるよ」

A『大丈夫大丈夫笑笑さすがにこんな汗まみれなやつ襲うことなんてないでしょ～！』

って笑って言うんだ

MG「とにかくだめ、俺が心配」

俺何言ってんだ、本人にこんなこと言うなんて

結局俺の好きはどっちなのか分からずじまいだし

A『ん～、大丈夫だと思うんだけどな。まあでも気をつけるようにするよ』

MG「そうして？じゃあ、はいこれ。サンドイッチだけど作ったから」

A『うわ～！ありがとう！』

そう言って目をキラキラさせながらサンドイッチを見るAにキュンとしたのもきっと気の所為だと思う

MGside end