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意外な交友関係が発覚した後は、ロンジュン、ジェノくん、ドンヒョクくん、私の4人で話すことが増えた。
ジェノくんもドンヒョクくんのように、私とロンジュンが小学校からの幼馴染と聞いた時は目と口を丸くして面白いくらい驚いていた。
そして気温が上がり、暑くなってきた7月のある放課後、私は夏休み前の期末テストに備えてロンジュンとドンヒョクくんと勉強していた。
「ねえ」
数学の問題に頭を悩ませていた私に、ドンヒョクくんが声をかけた。
「なに」
私が顔を見ると、ドンヒョクくんはずっと気になってたんだけどさ、と言った。
「俺のこといつまでくん付けで呼ぶの」
「え？なに急に」
「だってさ、なんか俺だけくんって距離感じるじゃん」
「ジェノくんもくんついてるじゃん」
「ジェノはいいの！俺はAって呼び捨てで呼んでるのに〜！」
私たちの会話にロンジュンがうるさいぞお前ら、と顔を上げた後少し声のボリュームを下げてドンヒョクくんは続けた。
「いつまでもくん付けてると癖ついちゃうじゃん、その名もくん付けの呪い！」
「なにそれ」
「なあいいから呼び捨てしてよ〜、呼ばれ慣れてないから嫌なんだよ」
「あーはいはい。…ドンヒョク」
少し不慣れに呼ぶと、嬉しそうな顔をして言った。
「何？照れてんの？俺のこと好きなの？」
「それは絶対にないから大丈夫」
「そこまで否定しなくても」
指摘されたのが恥ずかしくてドンヒョク、ドンヒョク、これで満足？と何回も呼んでみせれば、満足そうに笑って『おう』と言った。
「2人の距離が縮まったのはめでたいけど、さっきからうるさいから。勉強の邪魔」
毒舌ロンジュンからお叱りを受けた私たちは声を揃えて『ごめんなさーい』と言うと、渋々テスト勉強を再開した。
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作者名：きなこもち | 作成日時：2023年2月9日 19時
