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ファミレス出て、また街中をぶらりと歩く。
どうしてだろう。
今日初めて隆二さんにあったのに隣にいてこんなに安心するのは。
こんなにも居心地いいのはなにか魔法でもつかってるのかな？
隆二「…高校生はそろそろ帰る時間かな」
あー。もう隆二さんとお別れかぁ…
隆二「ははっ」
突然笑いだした隆二さん。
「なにか面白いことありました？」
隆二「帰るの、やだ？もっと遊びたい？」
「え、はい。なんで？」
隆二「Aちゃん、分かりやすすぎ」
「えっ」
隆二「そんな寂しそうな顔しなくても、また遊んだげるよ」
「わたし、顔に出てました？」
隆二「超出てた。」
やだ、恥ずかしい…
でも、また遊んでくれるっていったよ。隆二さん。
ほんとに？期待しちゃうよ？
「…帰ったら、連絡していいですか？」
隆二「もちろん。俺もAちゃんと話したい」
「う、嬉しい！」
隆二「はは、ほんとに素直だなぁ」
「えっ」
隆二「ほんとすぐ顔に出るね」
「お恥ずかしい…」
隆二「恥ずかしくなんかないよ。素直な子、俺好きだよ」
す、好きって…
隆二さんはきっと深い意味はなく言ったんだよね。
もしかして、天然さんなのかな？
隆二「じゃ、帰ろっか。送るよ。家どこ？」
「そんな、悪いですよ」
隆二「こんな夜中に女の子をひとりで帰すわけにいかないでしょ」
「…それじゃあ、お願いします」
ふたりで家に向かってあるきだす。
隆二「Aちゃん、彼氏とか居るの？」
「いえ、居ないです。居たら合コンなんて行きませんよ。」
隆二「まあ、確かに」
「隆二さんは？」
隆二「俺もいない」
「そうなんですか」
こんなにかっこいいのに、居ないんだ。
「あ、家ここです。ありがとうございました。」
隆二「ん、あとで電話する」
「はい、楽しみにしてます」
隆二「じゃあね」
「はい。本当にありがとうございました」
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作者名：こぁお x他1人 | 作者ホームページ：http://koao
作成日時：2017年11月17日 23時
