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「隆二さんの歌声は世界中の人に届けるべきです！歌手の夢、絶対諦めないで下さいね！」
隆二「え…うん！ありがとう！」
にこっと隆二さんが笑った。
ドキンっ
え、この人の笑顔…こんなに可愛いの？
反則でしょ。これは。
隆二「やべ、俺もなんか泣きそう」
「な、なんでですか」
隆二「俺の歌聞いて感動して泣いてくれる人がいるなんて…」
「やだ、隆二さん。ほんとに泣かないで…」
隆二「だってぇ…」
女子高生と圧接工の歌うまお兄さんがカラオケで号泣するという謎のシチュエーション。
完全に泣き止むのには数十分かかってしまった。
少し腫れた目をして、カラオケを出たわたしたち。
「お腹減ったなぁ」
隆二「カラオケで晩ごはんの予定だったもんね」
「あー。もうだめ」
隆二「あそこのファミレス入ろう。」
「やったぁ」
店員「いらっしゃいませ〜」
隆二「コーヒーとオムライスと唐揚げ」
「たらこパスタとバケットと、ピザとオムライスで！」
店員「かしこまりました」
隆二「………」
「隆二さん？どうかしました？」
隆二「あ、いや、Aちゃんてたくさん食べるんだなぁと思って」
はっ、しまった…
ついつい大食いを発揮してしまった。
リカと来てるんじゃないんだから。
今、向かいに座ってるのは隆二さんなんだから。
引かれちゃったかな。
さすがにJKがあの量を注文したら引くか…
隆二「Aちゃんの飾ってないとこすごい好き」
「えっ」
隆二「Aちゃんの性格全部ツボなんだけど」
「ツボ？」
隆二「うん。ツボ」
「ツボ…？」
隆二「ね、連絡先教えて」
「あ、はい」
隆二「…ありがと。」
「いえ」
嬉しそうな隆二さん。
笑顔が可愛すぎます。
ずるいです。
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作者名：こぁお x他1人 | 作者ホームページ：http://koao
作成日時：2017年11月17日 23時
