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『ただいまー』
｢おかえりー｣
『えっ？』
私は孤独な一人暮らしのはずで応答があるなんて
｢おかえり、飯作ってくんね｣
『あぁ、樹か』
｢樹でーす｣
『帰ってきたなら一言いってよ』
｢ごめんごめん｣
ヘラヘラしてる所も全く変わらない
『いつ戻るの？』
｢1ヶ月後くらいかな｣
『結構居るじゃん』
｢嫌？｣
『掃除とか代わりにしてよ』
｢頑張ってみる｣
『ほんとかよ』
｢Aちゃん口悪い｣
『樹だからだよ』
｢お兄ちゃんには優しくしなさい｣
『お兄ちゃんっぽくない』
｢あぁ〜腹減った｣
『樹、出来たよ』
｢よっしゃ！｣
『簡単なやつだけど』
｢いただきます！｣
｢美味！マジで美味い｣
『良かったー』
｢ていうか、彼氏とか居ないわけ？｣
『居ないよー』
｢俺の妹だからモテないわけないと思うんだけど｣
｢爆モテじゅったんだよ！？｣
『樹と違ってモテないの』
｢そろそろ彼氏つくんないとやばいべ？｣
『分かってるよ、もう！』
｢まぁ俺はいいけどさー｣
『樹は？彼女いないの？』
｢俺はそういうタイプじゃないじゃん｣
『あー、どっちかって言うと遊び人タイプだよね』
｢言い方悪いよ｣
『ごめんって笑』
｢あ、そうだ明日俺昼から仕事行って帰るの朝になるかも｣
『分かった、夜ご飯要らないのね？』
｢うん、さんきゅー｣
『じゃあお風呂入ってくる』
｢俺食べたらもう寝るわ｣
『おっけー、おやすみ』
｢おやすみ｣
樹が来た時はリビングに布団をしいてそこで寝てもらう
｢ふぅ、｣
いつもはテレビを見ながらのんびり髪を乾かすけど寝てる樹を起こすのもあれだから寝室でなるべく早く終わらせよう
｢明日も会社か、きつ｣
｢あ、夜空めちゃくちゃ綺麗｣
寝室に置いてあるちょっといいカメラでシャッターを切る
｢いい感じ｣
｢おやすみ｣
綺麗な夜空に満足して、少し仕事の辛さを忘れられた
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作者名：鮭 | 作成日時：2021年6月26日 1時
