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妹。121 ページ29

「お、萩原。昨日の柚めっちゃ可愛かった。サンキュ」

「挨拶の前にそれかよ〜!ん、どう致しまして。おはよ」

「はよ」

昨夜自慢とお裾分けを兼ねて同期のグループに柚ちゃんと兎の2ショットを送った。

降谷と景光が礼を言ってきたのは意外で、きっと俺と同じなんだなぁと思うと同時に彼女のライバルの多さに思わず苦笑した事だった。

そして翌朝登庁して着替えていた所で松田が来て最初の会話になる訳だが、ふと松田が言う。

「あの写真だけで彼女云々っつぅやつ誤魔化せんの?」

「ん?勿論二人でも撮ったけど?」

「は、見せろや」

スーツを肩に掛けた状態で胸ポケットに入れている俺の端末を当然の様に見る。

ロックは掛けているものの今日は昼休みにあの女の人と話すからと昨夜からロック画面を昨日撮った写真にしていた。

松田はそれを見てビシリと固まり端末を俺に返し頭を抱えた。

「どうした?」

「想像を絶する可愛さ…尊い…何で俺は萩原じゃねぇんだ…いやもう何でも良い俺の妹マジ天使…」

「お前やっぱ結婚諦めた方が良いな」

「もし血が繋がってなかったら俺は柚と結婚したかった」

「真顔で言うなよ…」

胸ポケットに端末をしまい支度を済ませる。松田はロッカーの中の柚ちゃんの写真を軽く一撫でして閉めた。

俺たちは見慣れたモンだが、まだ見慣れないらしい高木が丁度入ってきてぎょっとしていた。

そして仕事を始めた所で松田が俺に問い掛けた。

「お前等柚の事好きだろ」

「……何で?」

平静を保ち答えるが、書類を握る手が反応したのか松田はくすくすと笑って“分かりやす”と言う。

…分かりやすいなんて心外だな。

「根拠は三つ。一つ目はさっき柚の写真を撫でた時お前の顔がいつもと違ってた事。二つ目は「分かった、分かったもう良い!んで、等って何?」しらばっくれるつもりかよ。あの二人に決まってんだろ?」

「お前、気付いてたなら何で…いつも牽制してんのに…」

「……お前らなら良いと思ったんだよ。もし結婚する事になったら義弟としてこき使えるしな」

「デレかと思ったらまさかのパシリ〜!義兄さん酷〜い!」

「はっ、俺が大人しく可愛い妹“はいどうぞ”ってやると思ったら大間違いだぜ萩原クンよ。あとその呼び方マジでやめろ」

ギリギリと笑顔で頭を握られていると目暮警部に怒られたから慌てて仕事に戻る。

うおお痛ぇ……!



「萩原」

「ん?」

「妨害覚悟しとけよ」

「全然良くないんじゃん…」

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明菜 - あんこさん» ありがとうございます! (2018年12月22日 10時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 明菜さん» 回答遅くなり申し訳ございません!梓ちゃんと夢主ちゃんは親友と言うよりは互いの良き相談相手という感じです! (2018年12月21日 13時) (レス) id: 6e1ddb073f (このIDを非表示/違反報告)
明菜 - 質問ですが突然でごめんなさい。お話しの中では梓ちゃんと夢主ちゃんは親友ですか? (2018年12月15日 23時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - あんこさん» やったあ!!!待ってるね!!!!! (2018年11月30日 22時) (レス) id: b09f89d760 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - かりんとうさん» りょかりょか!これ完結させたら多分きっと書くから待っててな!! (2018年11月30日 13時) (レス) id: 6e1ddb073f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんこ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年9月22日 17時

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