妹。１１３ ページ20
「なに危ない事してんの柚さん！！！！」
私の話を聞き終わったコナン君の第一声。
「ねぇそれブーメラ「なに？！」何でもないです！」
君の方が余程危険な事に首を突っ込んでると思う私は間違いじゃ無い筈なんだけど…心中文句を言いながらもコナン君に叱責される。あれ私もう24の成人女性…あれ…？
無事なんだしそんなに怒らなくても良いじゃんかと不貞腐れていると、秀一さんが助け舟を出してくれた。
「ボウヤ、彼女が居たから今もその彼は生きているんだ。そう彼女を責めないでやってくれ」
「でも赤井さん！もしその人が生きていた事がバレて柚さんが組織の誰かに目を付けられでもしたら…」
「心配は要らない。柚には強くて過保護な警察官が五人もついているんだからな」
「っはぁ…そうだったね…」
疲れた様に額を抑えるコナン君。
過保護はよく分からないけど確かに言われてみればそうかもしれない。未だに週末家に妹を泊まりに来させるアラサー兄が過保護でない筈が無い。
「…でも本当に気を付けてね？あの人たちだって仕事があるんだし、いつでも守れる訳じゃ無いんだから」
「大丈夫！そうそう事件なんて遭遇しないよ！君の遭遇率が異常なだけだから！」
にっこり笑って言えばコナン君に苦笑される。客観的事実だから否定も出来ないのだろう。
そうこうしている内に、少年探偵団の三人が来た。
隣の阿笠さんという人の家から昴さんに謎を解いて貰う為に来たらしい。微笑ましい子たちだ。
ところで阿笠ってどこかで聞いたな、とぼんやり考えているとふと思い出す。
「あの、しゅ…昴さん」
「はい？」
「もしかして阿笠さんって、その首の変声機を作った人だったりしますか…？」
秀一さん、と呼びそうになったのを慌てて直し少しばかり高い位置にある耳に軽く背伸びし口を寄せると、腰を支えて少し屈んでくれる。
片目を開いた秀一さんは、呆れた様に「さてはあの時話を聞いていませんでしたね？」と言った。どうやらビンゴらしい。
私は瞠目し、腕をだらんと下ろす。
歩美ちゃんが「昴さんと柚さんナイショ話ー？仲良しさんなのね！」と言っているのに薄く微笑み掛けて、思考を巡らす。
何かを考えていないと泣いてしまいそうだったから。
ネット上のやり取りで、名前しか知らなかった阿笠さん。まさかこんな近くに居たなんて。まさか会っていたなんて。
自分の鈍さにほとほと呆れてしまう。
「少し電話して来ますね」
震える手で釦を押した。
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明菜 - あんこさん» ありがとうございます！ (2018年12月22日 10時) (
レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 明菜さん» 回答遅くなり申し訳ございません！梓ちゃんと夢主ちゃんは親友と言うよりは互いの良き相談相手という感じです！ (2018年12月21日 13時) (レス) id: 6e1ddb073f (このIDを非表示/違反報告)
明菜 - 質問ですが突然でごめんなさい。お話しの中では梓ちゃんと夢主ちゃんは親友ですか？ (2018年12月15日 23時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - あんこさん» やったあ！！！待ってるね！！！！！ (2018年11月30日 22時) (レス) id: b09f89d760 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - かりんとうさん» りょかりょか！これ完結させたら多分きっと書くから待っててな！！ (2018年11月30日 13時) (レス) id: 6e1ddb073f (このIDを非表示/違反報告)
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