もう少し優しくなれませんか皆さん【文豪ストレイドッグス】

ツンデレ95 ページ45

「んぁ？」

休み明けの仕事。

早速壁にぶち当たりました柚です。

「如何した、柚」

「厭…何かウイルスが…独歩君パス」

「なら今日の昼食は一緒に行くぞ」

「はいはい判ったから早く………ん？」

カタカタと私のパソコンを操作しあっという間に画面を元に戻す独歩君。

誇らしげに“昼は何処が良い”と聞いてくる。

ｱｯ拒否権は無くなりましたね判ります。

私は、諦めて“拉麺”と答えた。

「…………………………おう」

独歩君に多少幻滅した顔をされて私は解せなかった。





その会話の直ぐ後、他の社員も続々と出社してきた。

私はいつもの様に乱歩さんに駄菓子を頼まれその帰りに珍しく銀ちゃんに会い社の備品をと称して女子トークをしつつ書類作成の紙とコピー用紙を購入。

その後少しばかり奮発してコンビニスウィーツを二人で購入。

帰ったら“遅い”と怒られた。

「言い訳を聞いて。銀ちゃんと逢ったの。銀ちゃん滅茶苦茶可愛いの。銀ちゃんほんと癒しなの。判る？ねぇ判る？この気持ち。少しでも長く一緒に居たいというこの気持ちを誰かと共有したい」

「言い訳にすらなっていない。仕事をしろ。昼は時間通りに行くのだからな」

「独歩君はもう少し自由に生きようよ」

「屁理屈を云うな。良いから仕事だ」

気の無い返事をしたら独歩君に怒られた。

仕事します。

カリカリしてカタカタしてたら午前の分が終わった。

邪魔が入るものの尽く無視。

お昼ご飯の為に頑張ったよ私は。

「行くぞ柚」

「はいはーい」

「帰り際に社長の御遣いも済ませるぞ」

「あ、じゃあちょっと待って。暦帳に印付けなきゃ」

ミィちゃんの煮干が無くなる時に付ける暦帳。

最近はめっぽう無くなるのが早くなった。

もしかして、他の猫にもあげてたりしないよね

「社長が今月は二袋が良いと仰っている。今日安い所は何処だ」

社を出て歩き乍ら話す。

私は端末を操作してそういったものを調べる。

「あ、此処今日ポイント高い」

「何処だ？」

ひょいと覗いてくる独歩君。顔が近い。

「此処」

指をさし身体を僅かに離れさせると独歩君がまた近付いて来る。

エンドレスになりそうだったので私は諦める道を選んだ。

「判った。少し遠いが急げば間に合うだろう」

「予定は？」

「嗚呼、多少の誤差には対応出来るように作成済だ」

「流石」





中華料理店に着いた。

女子力？私は食べたい物を食べる。

美味しかったです。









この後滅茶苦茶仕事した。

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