第二十四話 ページ24
「柚ちゃーん、お話終わったよ」
脳内でケンカップルの推しカプがキスにこぎつけた所で突然意識を戻された。
良い所だったのに…と思いつつ彼らに目を向ければ、ギスギスした空気を醸し出す皆が居てビビり倒した。
「ハギさん何これ？」
「さぁ？ね、そんな事より俺早く帰りたい！」
「え、もう？松田さんとヒロさんも？明美さんは…あっ察した分かってた。えっと…FBIの人紹介された理由分かんないですけど取り敢えず帰りますね！」
失礼しましたー！と鞄を手に持ち玄関に行く。すばるんは送る、と言ってくれたのだが、ヒロさんが断るとばかりに彼の靴を顔面に投げつけていた。子供か。
帰宅路についていたけど、ふと夜食が欲しくてスーパーに寄ればあむあむが居た。外で会えるとか激レア過ぎすきぴょ…死亡フラグもあの最初の箪笥しかないのに得しすぎでは？やば…
「また会いましたね、柚さん」
「えっあっはい…？」
「さて、一人の大人として助言ですが、知り合ったばかりの男について行ってはいけませんよ」
「ヒョエ安室さん優しい…大丈夫ですよ！こう見えても幼い頃から誘拐されかけて毎度なんとか逃げてる女ですから！看板娘はモテモテで困っちゃいますね！あっ、逃げる時股間蹴り上げると効きますよね」
痛そうな顔をするあむあむ。そうだわ男性にする撃退法じゃなかったかもね、すまんね。あむあむほんとに付いてるの？(失礼)
「あっ、そういえば安室さんもしかしてポアロの買い出しですか？なら早く戻った方が良いんじゃ…ていうかめっちゃ近いな！なんか周りの視線痛いなぁ近いなぁ怖いなぁ…」
「ああすみません。何だか貴女の傍に居ると昔の友人の隣に居る様な安心感があってつい…矢張りポアロに来ていなかった数日で何かありましたか？」
実際あむあむの後ろで「一本角！二本角！降谷やべぇイケメンも形無しだなざまぁ！」などと遊んで爆笑している同期(松田さん)が居るので間違いじゃないですけどね。でもこれで安心してんの？あむあむ大丈夫？
いやていうか気配分かってんの？幽霊なのに？あむあむやばい…人間卒業説濃厚だわ…
あ、というか答えなきゃ。と思い出し「恥ずかしいので秘密です」と笑っておいた。
あむあむは全く納得していなかったけれど、やはり買い出しだった様でポアロに戻らなくてはならないらしく言及はされなかった。
因みに一緒に居る所が写真は無しだがSNSで拡散され私を知ってる人によりリア垢炎上した。心底解せぬ。
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ますしん - なかなか無い素敵な小説ですね！続きが気になります！これからも応援してます！！ (2019年11月7日 0時) (
レス) id: 46f80c1807 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年8月6日 0時) (レス) id: f826ed1a12 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー牛乳 - すごく面白いです！繰り返し読んでますw更新楽しみにしてます！応援してます！ (2019年5月23日 23時) (レス) id: a8a10a0263 (このIDを非表示/違反報告)
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