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閉会式、ホームルームを終えてみんな帰ろうとしている。

俺たちも帰る準備をしていると、


ひ「あれ?Aちゃんは?」

ひの言葉に俺と有間の動きが止まった。


あ「あ、あー…」
ひ「え?何?」
あ「いや、ねぇ?」

気まづそうに俺の方を向く有間。
こっちみんな。

ひ「なんだよ。言えよ〜!笑」

あ「察して。」

ひ「おい〜。みやかわさーん?」

有間が言いそうにないから俺に聞いてくる(名前1)。
もうめんどくせぇ。

「先輩からの呼び出し。たぶん告白。」

その事実を認めたくなくて、発した言葉は自分でもわかるくらいに冷たいものだったと思う。


ひ「うわ、まじか。」
ご「みとめなかったの?」
「俺がとめれると思う?」

ひご「「思わない。」」

「なら聞くなよ。ばか。」

もう、この話はしたくなくて荷物を持って帰ろうとしたら

あ「待っててあげなよ。Aのこと。」
「は、なんでだよ。先輩と帰るんじゃねぇの?」

本当は一緒に帰りたいし、彼女のことを待っていたい。
でもそんな気持ちとは裏腹にでてくる言葉は彼女のことを避けるようなものばかり。

あ「なに?それ本気で言ってんの?」
「うるさいな。ほっといてくれよ。」
あ「ほんとバカだよね。みって。」
「は?」
あ「ま、いいや。じゃ、また明日。」
「いや、意味わかんねぇし」
あ「わかんなくていいよ。帰るんでしょ?ばいばい。」
ひ「まぁまぁ。落ち着けって」

俺は、至って落ち着いている。




…つもりだ。

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作者名:杏仁豆腐 | 作成日時:2018年10月23日 16時

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