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決勝戦はどちらのクラスも譲らない接戦になっていた。
ひ「Aちゃん、足大丈夫?」
『大丈夫だよ!それより体力が…笑』
2セット目が終わり、イーブンで迎えるラストセット。
疲れるのも無理はない。
あ「みてるこっちがドキドキだよ〜。応援しかできないけどさ〜、無理はしないでね〜」
『ありがとう。ここまできたらもう勝っちゃうよ〜笑』
あ「も〜!頑張ってねーーーー!!!」
そう言って、ハグを交わした2人。
それをみていたひが小声で話しかけてきた。
ひ「ほら、みやかわさんも!」
「はぁ?なんでだよ!」
ひ「いいじゃん!ほらほら」
平塚に押されて気づけば彼女の前。
『みやくん?どしたの?笑』
「いや、えーっとー。ハグでもs」
『しないよ。』
「ですよね〜」
「「「wwwwwwwwwwwwww」」」
食い気味で拒否されて、ちょっと凹んだけど彼女のいつもの笑顔がみれたからよかったのかもな〜なんて思いながら彼女をみつめる。
『ねぇ、みやくん。そんなにみつめられてもハグはしないからね?笑』
「ちぇ〜。」
『ふふ。ハグはしないけど、私にパワーちょうだい!』
「え?」
そう言った彼女は、俺の手を握ってブンブンと振った。
『よし!充電完了!みんなもありがとう!頑張ってくるね!』
急な出来事に頭がついていってなかったけど、平塚によくやったなんて言われながら、彼女が試合に戻るのを見送った。
[ハグしちゃえばよかったじゃん]
『しないし。恥ずかしすぎて死んじゃう。』
[何それ。可愛いじゃん。]
『うるさいなぁ〜』
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作者名:杏仁豆腐 | 作成日時:2018年10月23日 16時