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ちょっとしたモヤモヤを抱えながら、彼女たちの試合が始まるのを待っていた。

ひ「なんかあったの?Aちゃんと」
「へ?」

急に図星をつかれて変な声がでてしまった。

ひ「へー。あったんだね。で?なに?」
「お前めっちゃずかずか聞いてくるじゃん」
ひ「もう気ぃ使うあれでもないだろ?話してみろよ〜」

そう言うひにさっきあった出来事を全部話してみた。




ひ「ほぉーそれはなかなか…笑」
「お前さぁ、人が悩んでるってのになに笑ってんだよ」
ひ「ごめんごめん。みやかわさんもなかなかだな〜って。なぁ、ご」
ご「恋は盲目てよく言うしね。」
「なんだよお前ら。意味わかんねーし。」
ひ「まぁ、大丈夫だよ。心配すんな。」


……本当に意味わかんねぇ。


ひ「ごめんって!そんな怖い顔するなよー!」
ご「そうだよ。大丈夫だから。応援しようぜ。」
「なにが大丈夫なんだよ」

少しだけイライラしていると、だが話しかけてきた。

だ「みや。先輩いるよ。」

そう言われて、だけぢが指す方をみてみると、彼女とにこにこしながら一言二言言葉を交わしていた。
それをみるだけでさらにイライラが募る。


「なんなんだよ…」






[A!!!!!?]

突然彼女の名前を呼ぶ声がして、その声の方をみると彼女がその場にうずくまっているのがみえた。



「A!?大丈夫か?」

気がつくと俺は彼女の傍に駆け寄っていた。

『みやくん…大丈夫だよ!ちょっとひねちゃっただけだから!そんな怖い顔しないでよ〜笑』
「ほんとに?」
『ほんとだから!ほら!』

そう言って彼女は立って足踏みをしてみせた。
確かにちゃんとできてはいる…。

「あんまり無理するなよ?」
『大丈夫だって!それに、私でないと人数足りないもん』
「それはそうだけど…」
『心配しすぎだよー!みやくんは私たちの応援を一生懸命してくれてたらいいの!わかった?』
「……わかった。」
『うん!私頑張るからさ!みてて!』


心配だけど、彼女にみててなんて言われたら黙って見てるしかないし、彼女の頑張る力に少しでもなりたいから…

「おう。しっかりみてる。頑張れ。」

そう言って彼女の手を強く握った。


彼女は少し驚いたみたいだったけど、すぐに、

『ありがとう。頑張るね。』

と言って、微笑んだ。

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作者名:杏仁豆腐 | 作成日時:2018年10月23日 16時

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