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俺たちの目線の先には、チームメイトと楽しそうにパスしている彼女。
ご「Aちゃん、普通に上手い。フォームもきれいだし。なにあの子。できないことないの?」
バレーのことはあんまりわからないけど、ごが言うんだから間違いないと思う。
因みに、ごは現役バレー部。
ひ「確かに。欠点ないんじゃね。」
そう、彼女は才色兼備、運動神経抜群、おまけに性格もいい。
「ほんと。逆に何ができないんだろ。」
そんなことを話していると、
「「危ない!!!!!!」」
「いってぇ〜」
『あぁぁああ!!!ごめんみやくん!!!大丈夫!!!?』
どうやら、彼女のボールが俺に当たったらしい。
「大丈夫。だけど。めっちゃ痛い。」
『えぇええ!!!ほんとごめん!!!血とかでてない?』
「たぶん…」
と、目を開けると…
「っっ……!!!」
彼女の顔が目の前にあった。
『ほんとにごめんね?思いっきり打っちゃったやつだったんだよ〜どこもきれてはないみたい。よかった〜。目は?』
「いや、うん。ほんとに大丈夫だよ?だからさ、ね?」
『ん?』
『………ごめん…。』
「うん…。大丈夫…。ほ、ほら!練習戻って!ね!?」
『う、うん!やばかったら保健室行ってね!?』
「おっけーおっけー!頑張れ!」
『ありがとう!』
そう言って戻った彼女。
周りから冷やかされたのは言うまでもない。
[A〜?顔真っ赤よ〜?どしたの〜?笑]
『うるさい。』
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作者名:杏仁豆腐 | 作成日時:2018年10月23日 16時