デート？ ページ7
玲於「A迎えに来た！」
さかのぼること1時間前。
たまたまのオフに2度寝、3度寝してたらいきなり着信が来て。
私のオフを邪魔するやつなんてアイツしかいない。
ブラインドタッチで相手も見ずに電話に出た。
«『もしもし？』»
«「んー！珍しい、今日は出たねぇ」»
«『たまたま起きたからね、で？何よ玲於』»
«「なんか用がなきゃ電話しちゃダメなのかよ」»
«『べっつにー私のオフ毎回毎回邪魔するから』»
玲於とは………。
あれ？特に接点はないかな。
何となくお兄を見に行ったライブに差し入れ持ってって、それを渡すために行った楽屋でいつの間にか仲良くなったんだっけ。
«「なぁーどっか行かね？」»
«『行かないわ』»
«「1時間後に迎えに行くからなー」»
«『来ないでー』»
でも、なんだかんだ玲於とどっか行くの好きだったりして。
しょうがないから起きよっかな。
仕方なくなかなか離れてくれない布団にサヨナラを言ってぱぱっと着替える。
朝ごはんはマネージャーさんに貰ったスムージーの本を見ながら今日はキウイとりんごのスムージーを飲む。
…冷凍庫の中にキウイとりんごを凍らせたやつがあったからなんだけど。
そんなことをしてたらあっという間に1時間たって、冒頭に至る。
チャイムが鳴ったからエントランスのロックを解除してあげるとものの２、３分で私の部屋まで着いて。
『まじで来てんじゃん』
玲於「行くって言ったじゃん」
そう言いながら上がって上がってー、とかなんも言ってないのにズカズカ家に入ってくる。
そうなんです。この子はそういう子なんです。
玲於「え、その服いいね」
そして上がって開口一番、
私が着てた蛍光ピンクのパーカーワンピースを褒めてくれる。
うん、嬉しいけどねw
『そうなんだよね、おろしたてでさ、1番最初に見せたの玲於』
玲於「おおー、いや。まじで似合ってると思う」
そして、迷いもせずにリビングまでついてソファーベッドに沈み込む。
ここまではいつも通り。
玲於「ほんとに生活感ないよな、Aの部屋。つーか家？」
『それはどーも。褒め言葉として受け取っとく』
玲於「ネオンカラー好きだよなー」
『ネオンカラーねぇ、まぁ。蛍光色が好きなの』
確かにそう言われてみれば数少ない私の部屋の家具たち、例えば壁にかかってる時計は蛍光ピンクだし、棚は白だけど中の引き出しは蛍光の黄色にオレンジ、それと黄緑だったり。
玲於「あ！これ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 526人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀(プロフ) - EXILE TRIBE大好きです❤️コロナとか温度差で体調に気をつけましょう (1月10日 14時) (
レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ(プロフ) - Part2が公開されるのを楽しみに待ってます！頑張って下さい！ (2023年4月6日 1時) (レス) @page50 id: 8e291ea386 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 楽しみにしています！ (2022年8月30日 22時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
シェリー(プロフ) - aiさん» コメントありがとうございます！いずれ全体公開にする予定です！！まだ作品が1話もない状態ですので、いくつかお話を載せてから公開にしようかと考え中です。もう少しお待ちいただけると嬉しいです！ (2022年8月30日 22時) (レス) id: 59ca19efa6 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 作品が大好きで繰り返し読んでいます！ Part2はパスワードが掛かっていますが、公開する予定はないでしょうか？ 早く続きが見られるのを楽しみにしています！ (2022年8月27日 12時) (レス) @page50 id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シェリー | 作成日時：2019年12月11日 20時
