・狂いだす歯車は ページ20
・
なつき「まぁ、カレンちゃんは自信もっとけばいいんすよ。…自信ある感じがいいんだから」
カレン「……そう？」
なつき「うん」
カレン「ありがと」
なつきのその一言にカレンが笑顔になった。
そんなカレンの笑顔になつきも頬を緩めると視線を窓の外に移した。
カレン「カレンたち、1番先頭だからAちゃんたちは見えないよ？笑」
なつき「いや別に何も見てないしね？」
カレン「えー？」
なつき「ほら、意外と外の景色綺麗だから」
カレン「ほんとだ！」
窓に寄って外の景色を見つめるカレンになつきも反対側の窓の外を見つめた。
ゆいP『カレンちょっとなつきあるかもね』
«工藤『もしかしたら、今のこれでカレンがグラッと揺れたかもしれないなぁ』
«ゆいP『てかなつきが男前なのよ！！』
──────────
○いつき×A 2人きりの観覧車デート♡
先に乗ったいつきが差し出した手を掴んで乗り込んだA。
A「ありがと、いつき」
いつき「ん、いえいえ」
A「これ、乗る瞬間が1番緊張するよね」
いつき「降りる時もじゃない？」
A「あ、確かに」
いつき「Aが降りるの失敗したらもう一周ってことだ」
A「うわ、もう。緊張する！1回止めて欲しい笑」
いつき「確かにね」
不意に会話が途切れて、Aがチラッといつきを見た。
A「そういえば、いつき、新メンバーの子とかどうなの？」
いつき「あー」
A「あーって何よ笑」
いつき「…なんか他の話しない？笑」
A「えっ、笑」
いつき「だって面白い話じゃないし」
A「変な気使わないで大丈夫。ただ探り入れただけ」
いつき「いや、うーん……」
A「言わないでいいよ。…だって私がそっちの、誘った側の立場なら、男子がほかの女の子に自分の事とか話してたら嫌だし。
……でも、…誘われるってそういうことだよね」
いつき「いやいやいや！全然俺はね、…大丈夫っすよ」
A「何が？？笑」
いつき「Aこそ……どう？」
A「え？私？……は、何も変わってない、よ？」
いつき「なんだそれ笑」
A「まぁ、なんていうか……頑張ろうね」
いつき「頑張っ……いや、Aが頑張ってよ」
A「え、うん、わかった頑張る、？」
«工藤『違和感がなぁ〜、なんだろう。』
«ゆいP『最初の頃のバカップル！いぇーい！感が減ったね。ここは』
«工藤『そうね。いぇーい感がね』
・いたずらに時はすぎるから→←・2人きり、ドキドキのデート♡
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作者名：シェリー | 作成日時：2021年11月9日 0時
