白濱くんと彼女。【GENERATIONS】

亜嵐とごはん。 ページ2

MC方に言われたら今でも言う言葉。

“高タンパク、低カロリー、低糖質それが私の毎日の食事の条件です。”


そして、これが結局私と亜嵐が付き合ったきっかけなのかもしれない。

そのくせ、ジャンクフードも結果好きで、ハンバーガーとかフライドポテトとかも大好き。

食べ物の好みって大事なのかな、？みたいな。


そして、料理中の私の手元からシュッと手を伸ばしてつまみ食いの亜嵐。




白濱「俺Aの料理好きー」

川咲「えー？料理だけ？」

白濱「料理だけ。」

川咲「あ、すーぐそういうこと言う」

白濱「へへへっ好き」

川咲「そういうとこ、……嫌い」

白濱「えーなんでよ！」





本気で焦り始める彼に振り返って、嘘だよー！なんて言おうと思ったら予想以上に距離が近くて、振り返った瞬間触れる唇。





川咲「ちょ、ねぇ距離感！」

白濱「ごちそうさまでした」





そんなこと言いながら笑って離れる亜嵐。
こんなことするから私は亜嵐にハマって仕方ないのかもしれない。





川咲「ほんと意味わかんない。」

白濱「好きなくせに」

川咲「ほんっとにー」

白濱「ほんとに？」

川咲「大好き」

白濱「うし！今日も頑張れるな」




ソファーに戻ってそんなこと言っている亜嵐。

こうやってゆっくりする時間もあるのかもしれないけど、やっぱりお互いに仕事が1番。

依存し合わない関係なんです。




の、はず。





白濱「元気チャージ！」





そんなことを言いながらしがみついてきてお腹に腕を回す亜嵐。





川咲「ねぇちょっと、包丁使ってんだけど」

白濱「結婚したみたいな気分」

川咲「はい？」

白濱「結婚とか、考えてる？」

川咲「んー、まぁぼちぼち。」

白濱「えー？」

川咲「だって26じゃん」

白濱「うん、？」

川咲「さすがにちょっとは焦ってる」

白濱「だよなぁ」





このまま付き合ってていいのかな、芸能人である亜嵐と付き合うのは少し不安。

芸能人同士だからっていうのもあるのかな。




白濱「よかった、そう思ってるなら」

川咲「何その感じ」

白濱「いや？別にー？」



服を巻き上げられて肩甲骨の辺りにチクッとした感覚。

あ、こいつやりやがった。





川咲「ちょ、なんでこんなとこに付けんのよ」

白濱「見えないとこじゃん？」

川咲「ほんとバカなんだけど」

白濱「はい、ご飯にしよう！」





いつもは手伝いなんてしないくせにね。

けどまぁ、そんな亜嵐が大好きな今日も、きっと平和なんです。

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