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機能が回復したあとは ページ37

「ありがとうA。」


手ぬぐいで汗をふくカナヲを、Aは微笑ましく見ていた。


『今日で訓練も終わりだとお伺いしています。カナヲさん、最後までありがとうございました。』


きれいなお辞儀をするAを、カナヲはキョトンと見た。


「やめてA。私は役に立たなかったもの。」


それというのも、Aはどこかでつまづく事もなく、なんなく全ての訓練をクリアしたからであった。


『いえ、私は、カナヲさんがそばで私の時間に付き合ってくれている事そのものが、心の回復になりました。、ははっ、私、かなり弱っていたもので、』


苦笑いするA。


「心の、、回復、?」


繰り返すカナヲ。


『はい、体はいいんです。回復が分かりやすいので。でも、心は見えないから、私、気づかないうちにだいぶボロボロだったみたいで、。でも、カナヲさんがいつも付き合ってくださったから、心も回復できました!ありがとうございます。』


心がどうしても、回復を拒んだ。
回復しない方が、楽だったから。


でも、真剣に向き合ってくれるカナヲを見ているうちに、Aは、このままじゃいけない、と思うようになったのだった。




訓練の部屋から出ていこうとすると、


「A、無理しないで。いつでも待ってる。」


とカナヲに言われ、Aは嬉しさのあまり、眉をさげて恥ずかしそうに笑顔を向けた。


----


「A、柱とは思えない。可愛い。」



誰もいなくなった訓練部屋で、カナヲは一人呟いた。



---------



"退院しても任務は2日に1度"



胡蝶が課したのはこの一つであった。


--


『うーん、任務がないと、暇だなぁ。』


何してたっけ。鬼殺隊に入る前は。


縁側で腕を組み、唸る。


『う〜〜〜ん、何してたか、思い出せない。私ってもう普通の女子じゃないのかも、、』



なんとなく焦る気持ちになっていたら、



「おーい。なに派手に百面相してやがる。」



と、塀の上に宇髄さんがいるのが見えた。


『宇髄さん!ご無沙汰しております!』

縁側から話しかけると、宇髄さんは私の屋敷の敷地に、静かに着地した。綺麗な身のこなしだなぁと毎回思う。


(たしか宇髄さんは元、忍の方でしたよね。)


Aは心中で納得した。



「考え事かァ?やっと退院したっつーのに、派手に暗い顔してやがるな。」

モヤモヤと霞→←日常的に変化すること



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Anna(プロフ) - milk様!おまたせして申し訳ないです、。やっと編集できました!ありがとうございます!続編もなかなかの亀更新ですが、何かあればまたコメントお待ちしております! (2022年1月17日 1時) (レス) id: 6165e310c0 (このIDを非表示/違反報告)
milk - こんばんは(*^^*) 夜分遅くにすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 日常的に変化することのここの部分 ○○←名前が笑顔になると、不死川は怪訝そうにそっぼを向いた。 これ正しくはそっぽを向いた。ではないんでしょうか? (2021年11月9日 0時) (レス) @page36 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
Anna(プロフ) - コメントありがとうございます!細やかに読んでいただけて嬉しい限りです!ここは、作者目線の客観的な文章にしたくて呼び捨てにしております!違和感ありますか??他は、夢主様と煉獄さんの主観目線です。基本呼び捨ての場面は客観的だと捉えてもらえたら嬉しいです! (2021年11月7日 8時) (レス) id: 6165e310c0 (このIDを非表示/違反報告)
milk - 続けてのコメントですみません(>_<) これさんが抜けてませんか? その前まではずっとさん付けでしたのに…。 (2021年11月7日 8時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
milk - おはようございます(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 胸に炎をのここの部分 ○○←は無意識に、煉獄にギュッと抱きついた。温もりを求めるように。 (2021年11月7日 8時) (レス) @page21 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:anna | 作成日時:2021年10月26日 20時

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