【名探偵コナン】なんか知らんが縮んでた【松田陣平】

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「久しぶりですねェ、兄貴。」

「……。
おい、マスター。その女はなんだ。」



「あぁ、彼女は、」



黒服の二人組。
一人は目付き最悪の銀髪ロン毛。もう一人はサングラス。

その二人の目の前に、私という人物が出される。



「初めまして、今日から当店の従業員とならせて頂きました、江戸川と申します。
どうぞよろしくお願いします！」



お辞儀+スーパーミラクル笑顔。
完璧、だったと思う。


だが予想外のことがあった。


彼等が来る事は予想していた。
でも、予想外なのは、自分のことだ。



震えている。怖がっている。この私が。




ただ純粋に怖かった。

もしここでしくじったら、公安の恥。
もしここでしくじったら、潜入出来ないかもしれない。

もしここでしくじったら、死ぬかもしれない。
もしここでしくじったら、弟にも、友人にも会えないかもしれない。



怖い。





でもやらなくてはならないのだ。


私は公安警察。
国を守る為ならば、命なんて関係ないのだ。



「...フン。」



ジンはそれだけ言って、ウォッカと共にカウンター席に座る。

始まる、と私は覚悟し、にっこりと笑ったのだった。

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