【名探偵コナン】なんか知らんが縮んでた【松田陣平】

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「ただいま愛しの枕ぁ！」



HOTELへ帰り、真っ先に枕を抱き締める。

ちなみにコレは実家に帰った時に持ち出した物だ。
とても寝心地が良い。つーか最高


お母さん、何処で買ってくれたのかな、なんて考えながらパソコンをバックから取り出す。


少々不用心でないかと思うかもしれない。
だがパソコンには凄い長いパスワードと、何重もロックをかけている。

その為解除方法は私のみが知っているのだ。



ポチッとエンターキーをクリックした。
画面がホーム画面に切り替わる。


報告書を提出すべく、作業に取り掛かる。
……実はさぁ、なんか量増えたんだよね。


(外見)JKにこんな事させるか普通！？

すんごいブラックだね！！
もうほっといていいかな！？職務放棄していいかな！？



ハァ、と溜め息をつく。


なんで私、こんなブラック企業に就いたのだろうか。

普通に交番勤務で良かったんだけどな。
そもそも何故警視庁ではなく警察庁なのだろう。

マジで交番勤務の方が良かったのだが……

と、公安警察にあるまじき事を考える自分はやはり悪い子だ。



報告書を作成中、そういえば────と組織で聞いた情報と世良さんの言葉を思い出す。


「赤井の奴、確か死んだとか……
まさかな、あの化け物が死ぬ筈ないし…………」


あ、それにFBI。

アイツら許可無く日本で捜査しやがって……


まぁそれを上に報告する気はサラサラ無い。
できれば協力したいところだ。



それはともかく……───





マウスを移動させ、クリックする。

報告書作成を中断。


そして片っ端からローラー作戦。
情報を嗅ぎ集める。


アイツは何処かで生きている筈だ。


まずは目撃情報から……そこから推測しよう。
それでも見当たらなかったら諦め……待てよ？



そこまで考えてん？と一人首を傾げる。

待て待て、もし、もしもだ。



この赤井の死に、新一が関わっていたらどうだろう。
新一も一人であの組織に立ち向かう様な馬鹿ではないだろうし、仮にFBIを味方につけていたら……？


それならあの二人が密かに協力し、作戦を立てて死を偽装……。
あの頭脳化け物の二人が組めば死の偽装など容易いだろう。




それに敵を欺くにはまず味方から……ベルモットの話によればジョディ捜査官とやらが赤井の死に泣いていたとからしいし……。

有り得る、有り得るよコレ。


まぁこれはただの仮説に過ぎない。
目撃情報を片っ端から集めよう。





私は再びパソコンとのにらめっこを再開した。

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