【名探偵コナン】なんか知らんが縮んでた【松田陣平】

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いや、これは女と答えた方が興味を逸らせるだろう。

だが実際は男。それに加えて彼等はモテモテボーイズ。
その彼等の隣にいつも居た私は女の子の扱い方が全く分からないのだ。

それに世良さんは女子高生探偵という。頭はキレる方なのだろう。


いずれ嘘を吐いているとバレるなこりゃ。

嘘を吐く人間だと認識されれば、信用も薄くなり、いざという時に信用してくれなくなるだろう。
これだけは避けねば。


「よ、よく分かりましたね……。
男の子ですよ。二人共」


アッ……と口を慌てて塞ぐがもう遅い。
あの二人を思い浮かべながら言ったせいで思わずボロが出てしまった。

恐る恐る顔を上げると、鈴木さんがキラキラとした目でこちらを見ており……



「へぇ！！で！？イケメンでしょ！！ぜ〜ったい！！」



……これも嘘はつかないようにしよう。

うん。



「まぁそうでしたね。
一人は誰にでも優しい良い子でした。癒し系イケメンでしたね。

もう一人はハーフの真面目系イケメンくんでした。私はこの子のことを真似したんですよね。
ちなみに彼等の隣に居るせいで女子生徒に嫉妬されまくりでしたが」


あははと笑いながら言えば、へぇ〜とまたニヤニヤしだす鈴木さん。

ちょっと可愛いと思ったのは秘密。



「で！？どっちが好きなの！？」

「.........へ」



あ、そういう方向になるのね。
女子トーク慣れてなさすぎて変な声出た。



「い、いえ。別にどっちも……」


「うっそだぁ！！そんなイケメンに囲まれて生活なんてラブの予感しかしないでしょう！！？」

「いや、そう言われましても………」

「園子ったら…」



ちょっとついていけなくなったところで話題を変える。

……というか私から逸らす




「そ、そういう鈴木さんだって好きな人、いるのではないのですか？
いかにも恋する乙女感満載ですし。」


「あれ、分かっちゃった？」


「園子くんは、京極真っていう空手の達人が彼氏なんだってさ」

「え……」




聞いたことはあった。蹴撃の貴公子、京極真。
確か杯戸高校空手部主将だったっけ。

イケメンの色黒眼鏡くんとかいう噂もあったな。


「へぇ。蘭さんは旦那さんらしいし...
その歳で凄いです」

「だ、だ、旦那なんてそんなんじゃないから！
ただの幼馴染だし！！」

「でも彼氏なんだろ？」

「か、彼氏でもないって！！」

「そうなのですか？」


応援するぜ蘭ちゃん
つか新一はよ告れや




「「「(江戸川姉ってもしかして……天然？)」」」

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