ストラディバリウス【名探偵コナン】 (ページ1)

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ストラディバリウスの忘却ページ1

「────では名前は？」

「……えーっと、」

ども、私だ。
記憶が無い。

いやね、今イケメンなお医者さんに聞かれてるんだけどね、分かんないのよ、名前。

どうしてこうなった。

────…そこで普通は回想入るんだろうけど入ろうにも入れない。
何故なら記憶が無いからだ。思い出すことはできません。

なんでこんな冷静なんだって？私も知らんよ。

「……恐らく一時的な記憶障害でしょう。
何をしたかは知りませんが、これからは気を付けて下さいね」

「はいせんせー」

診察は以上です、帰っていいですよ。

……いやどこに？？
それでいいのか医者よ。助けようとは思わないのか。

周りからしたら頭に包帯、左手にギプス。
まぁ利き手では無いものの、不自由ではある。なんか助けてよせんせー。

米花総合病院を出て、行く宛てもなく彷徨う。

大通りに出たが、人っ子一人居なく、ただただ寂しい光景だった。

いいねぇ、夕陽に照らされてて映えてるよ。

スマホあればなぁと溜め息。
これTwit〇er上げたらバズるんじゃね？私結構美人だし。(さっき鏡見た)

……まてよ？これ黒の時代の太〇さん(女ver.)じゃね？？
なぜか全身ほぼ黒だし、おめめに包帯巻いたらそれっぽくない？目の色も髪色も若干似てるし。

実は推しなんだわ、最推しはもちろん素敵帽子くんね。
双黒だいちゅきよだいちゅき。

あ、でも乱〇さんも捨て難い……

分かる子や、良い子だ。君にはちゅーやをあげよう...あげないけど...持ってないけど...。←

めっちゃレアだよねあれ。全然出ないもんね。

語り合おうぞ(作者と)