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・一輝side ページ17
大二との一件があってから母ちゃんの病院にいた
幸実「どうしたのよ？辛気くさい顔して」
一輝「…わかる」
幸実「わかるわよ、母親なんだから
…大二のことでしょ」
一輝「大二のやつ、何考えてんのかさっぱりわかんないんだよな、神経質っていうか…
余計なことばっか考えてから、肝心な時に身体が動かなくなるんだ」
幸実「あの子は優しいの、誰も傷つけたくない。自分のこともね
大二は、大二なりのやり方で生き方を模索してるの」
一輝「そういうもんかな？」
幸実「一輝、人の気持ちに寄り添えるようになりなさい。強い人間なんていない、皆弱いのよ。
あんたが後先考えずにいた時、陰で誰かが傷ついてるのかもしれない…それに気づけないんだったら、いつまで経ってもあんたは半人前の男よ」
一輝「うん…」
誰かが傷つくか…
外に出ると自転車のかごに"プテラ"のスタンプが入っていた
あいつ…
俺は家に戻り、母ちゃんの言葉を思い出す…
俺、愛情が足りなかったんだ…
俺はベルトを持って彩夏を救うことを決める
ビルに立て籠りにしている彩夏の元に俺は
彩夏の母親を連れてきた
彩夏に愛情を伝えるために…家族だから
俺は日本一のお節介だからな！
母親を見て襲おうとした彩夏を
俺は変身して止める
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作者名：リミィ | 作成日時：2022年1月2日 20時
