え……夢主って私じゃないの……？【3】

113話 ページ38

A「……ん」


あ……れ……
ここって……高専の医務室？

まさか私、寝ちゃってた……？

まぁ、最近任務続きだったし

多分、少し怪我しちゃってたし私が寝てる間に家入さんが治療してくれたのかな

お礼言わなきゃ
それに私、帰りの車で寝ちゃってたから誰かが私をここまで運んでくれたのか……
誰だろ


そう思いながら、身体を起こす


？？？「あ、起きた」


聞き覚えのある声が横から聞こえる


この声……


A「家入さ……ん……？」


硝子「なんで私の名前知ってんの？」


私の知ってるいつもの家入さんではなく……
高専時代の家入さんだった


え？どゆこと？は？
これ夢？
待って、理解が追いつかない


硝子「とりあえず、先生達に連絡しないとな」


そう言って、ガラケーをいじる家入さん(高専時代)

ガラケーって……古っ←そこじゃない

どうしよ……
これって、もしかして……私タイムスリップしちゃった系？
いや、でも術式かけられたわけじゃないし……
となれば、やっぱり夢……？


そう私が悶々と考えていると突如ガラガラッと音がして、医務室の扉が開く


夜蛾「起きたと聞いたが……」


五条「呪詛師だったらどうすんだよ」


夏油「勝手にそう決めてしまうのはいけないよ、悟」


A「あ、まじ？」


これ、夢だとしても夢の中でタイムスリップしたわ(謎)


.


夜蛾「で、君は一体……それにその制服は高専の……」


A「……」


五条「黙ってるってことは、そーゆーことなんじゃね？」


ギロっと睨まれる

こっっっっっわ！！
今思えば、五条先生って丸くなったよな


夏油「まぁまぁ、怖がらせてしまってすまない」


生げとぅー……
しかもホンモノで闇落ち前……
偽物じゃない……

え、神様ありがとうございます←


夜蛾「結局、君は何者だ？返答次第では……」


A「……」


どうしよどうしよどうしよう
ここで
「未来から来た呪術師でーす！」
とか言ったら、そりゃもう頭おかしい奴と思われるぞ


とりあえず……


A「すみません……それは……言えないです」


A「でも！私はあなた達の敵じゃありません！私も呪いを祓って助ける側なので」


意味のない弁解ってことはわかってる……
けど、お願いだ！
通じてくれ！！

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