え……夢主って私じゃないの……？【3】

119話 ページ46

A「とりあえず、その原因となった呪霊探さなきゃ」


悠仁「でも、いるのか？」


A「だって並行世界ならこっちにも同じようなやつはいると思うけど……」


それになるべく早く帰って貰わないと……


なんでそんなに早く帰って貰いたいかって？

やばい事になるからだよ！
だって、虎杖2人ってことは今私たちの世界には宿儺が2人になるってことだよ？！

世界のバランス崩れるわ

せめてそれなら、バランス保てるように五条先生も来て欲しかった

とにかく、急がなきゃ


そう思ってたのに……


A「いや、何故こうなった」


そう、私が一人悶々と考えていた間に
何故かクレープ片手に東京観光する3人


板垣「だって、こっちの世界も気になるし……観光したかったし……」


危機感持とうよ、皆

虎杖2人組は自分同士だからかめっちゃ仲良くなってるし


A「……」


板垣「楽しくない？」


A「え……」


板垣「だってずっと、一人で何か考え込んでるでしょ」


板垣「でもね、楽しめる時は楽しんどこ！それに私、元の世界に帰っちゃったらもう、Aちゃんとは会えなくなるわけだし……」


板垣「うーん……一期一会ってやつ！」


そう、太陽のような眩しい笑顔で言う板垣さん


A「……それもそうだね」


考えたって仕方ないし……
楽しむとするか！


.


あれから私達4人は観光しまくった

結局、遊んでる最中にもそれらしき呪霊はいなかった


こっちの世界に来た時も突然だったし
帰る時も……

でも、せめて突然帰られるのはやめて欲しい

それなりに板垣さんと仲良くなれたし……


でも、やっぱり現実は思いどおりにはいかない

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