文スト知らないんですけど【文豪ストレイドッグス】 (ページ46)

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よんじゅうさん ___敦side ページ46

__敦side__

敦「人虎は生け捕り？……あんた達は、いったい……」

芥川「もとより、僕の目的は貴様1人なのだ、人虎……」

血を流して倒れている谷崎さん
そして、怪我をしているAちゃん

芥川「そこに転がるお仲間は、いわば貴様の巻き添え」

敦「！」

敦「……僕のせいで、みんなが？」

芥川「然りそれが貴様の業だ、人虎貴様は生きているだけで周囲の人間を損なう」

敦「……！」

_____出ていけ穀潰し！！

敦「……僕の、業」

芥川「……異能力、羅生門！」

芥川の黒外套が変化する

谷崎さんを串刺しにした黒い閃光のような刃とは違い先端には獣の頭部にも見える顔がある

その黒獣が僕を襲う

辛うじて避けれた……
でも、あんなの勝てっこない……

黒獣がぶつかったアスファルトの地面は、まるで巨大な彫刻刀で削り取ったように抉れている

敦「……！」

芥川「もちろん今のはわざと外した」

芥川「だが僕の羅生門は悪食あらゆるものを喰らう」

芥川「生け捕りが目的だが抵抗するならば、次はお前の足を奪う」

なぜ……どうして僕が……

それも……僕のせい……
僕が生きてるだけで、
みんなを不幸にするのか？

やっぱり、僕なんて……

A「敦くん！敦くんのせいなんかじゃない！」

その声は、言葉はまるで光のようだった

A「谷崎さんを治療してきたし、ナオミちゃん達を安全な場所に避難させたから私も戦うよ？敦くん」

敦「Aちゃん……！」

_____貴様も今日から武装探偵社が一隅……社の看板を汚す真似はするな……

_____そうだよ！敦くん！かっこよかったよ！

________ねぇねぇ、敦くん！これからがんばろーね！

敦「_____くっ……うぅ」

国木田さん……！
Aちゃん……！

敦「うぉぉぉぉぉー！」