文スト知らないんですけど【文豪ストレイドッグス】

よんじゅういち ページ44

__夢主side__


谷崎「異能力、細雪！」


その瞬間、周囲に雪が舞い始める

谷崎さんの異能力？！
凄っ！雪降ってる！←呑気


樋口「この季節に雪？」


谷崎「敦くん達、奥に下がっているんだ」


敦「え……？」


谷崎「こいつは僕が……殺す！」


樋口「くっ」


樋口さんは谷崎さんに向かって機関銃を撃つ

だがその銃弾は_____谷崎さんの体を“通過”し、谷崎さんの身体は、薄く透明化し、ついには消えてしまう


樋口「何？！」


透明化させる異能力かな？


谷崎「僕の『細雪』は、雪の降る空間全てをスクリーンに変える」


あ、透明化じゃないのね
違ったわ


樋口「何だと？」


谷崎「僕の姿の上に背後の風景を上書きした……もうお前に僕の姿は見えない！」


幻ってこと？


樋口「姿は見えずとも、弾は当たる！」


樋口さんは周囲に銃を撃ちまくる


谷崎「大外れ」


いつの間にか背後に立っていた谷崎さんが、両手で樋口さんの首を絞める


A「？！」


谷崎さん、何してるの？！
いくら敵だとはいえ女の子だよ？！
しかも美人さん！


樋口「_____！」


谷崎「死んでしまえ！」


両手に渾身の力を込める谷崎さん


樋口「くっ……あぁ……」


樋口さんが死んじゃう！
助けなきゃ！

何とかしようと私は樋口さんと谷崎さんの元へ行く

と、その時_____ゴホッ、ゴホッ、と小さく咳き込む声が聞こえる

急に谷崎さんが倒れる
見れば、谷崎さんは黒い刃のようなもので串刺しにされていた

え……

背後には国木田さんに見せられた写真の遭ってはいけない男がいた

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