私のモノガタリ ページ19
樋口「今日は本当にありがとう」
『私こそありがとう!奢ってもらっちゃって……』
樋口「私の方が大人なんだからね!?少しはいい所見させてよ」
『ありがとう』
店を出た時もう外は暗くなっていた。
またね、と手を振り合うとひぐっちゃんは暗闇に姿を消した。
私は見送ると反対方向に踵を返した。
30分程すると見えてくる武装探偵社が入っている建物。
こんなにもさり気ない作業でも私からしたら夢のよう。
昇降機の扉が開くと目の前には武装探偵社の扉が。
私はその扉の前で1回大きな深呼吸をした。
本当なら有り得ないモノが目の前にあるのだ。
あの時ひぐっちゃんに負けていたら。
あの時太宰さんと敦くんを助けなければ。
あの時買い物に出掛けていなければ。
あの時女の子を助けなければ。
この時は過ごせなかった。
『ありがとう』
そう一言口に出す。
扉にゆっくり手を掛けて扉を開ける。
「「「 おかえり 」」」
『ただいまッ!』
之は或る女の子を助けた事から始まった夢のような島崎Aのモノガタリである。
《完結》
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貴方の作品のファン - とっても面白かったです(≧▽≦)番外編とか見たいです!!文アルの世界にいってる話とか!最後にこんな素晴らしい作品を作ってくれてありがとうございますm(_ _;)m (2020年9月27日 2時) (レス) id: b6500f375f (このIDを非表示/違反報告)
貴方の作品のファン - とっても面白かったです(≧▽≦)番外編とか見たいです!!文アルの世界にいってる話とか!最後にこんな素晴らしい作品を作ってくれてありがとうございますm(_ _;)m (2020年9月27日 2時) (レス) id: b6500f375f (このIDを非表示/違反報告)
猫太郎 - 文アルも文ストも好きな私にとっては凄く面白い作品でした。感動しました。 (2020年6月16日 18時) (レス) id: 2a58c5cb9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅん(´・ω・`) | 作成日時:2019年4月23日 7時