異能力【夜明け前】

森鷗外とエリスちゃん ページ28

島崎Aside


暗い廊下を歩いているとスーツ姿の肩苦しい人達がすれ違う度にお辞儀をしてくる。



慣れない…


慣れてたら変人やけど…((


するといきなり中也が立ち止まった。


ｺﾝｺﾝ


丁寧にドアをノックし


｢中原です。お伝えしたいことがありまして｣


すると、許可が降り中也は中に入っていった。


私は廊下側の扉の横に監視員さんと同じように並ぶ。


中原｢お前も来い｣


と腕を引かれ連れていかれた。


入るとどこか出掛けてていないのかエリスちゃんは居らず森鷗外が居た。


私は中也に合わせお辞儀をする。


あのロリコンの森鷗外だか、真剣な眼差しをこっちに向けてくる。


森｢その少女が島崎の名を持つ少女かね？中也くん。｣


中原｢はい。ほら、自己紹介｣


背中を押され前に出される。


『し、島崎Aです。』


《よろしく》は言わない。


ロリコンとなんて仲良くなりたくないし、この人はあの、ポートマフィアの首領(ボス)だ。



そんな人と仲良くでもなったら私の生命。
暗黒行きだ。



森｢可愛い子だね。あ、エリスちゃんと遊んでおいで。中原くんには少しして貰いたいことがあるからね｣


私は奥の扉に入れられた。



中にはフランス人形みたいな可愛い女の子が居た。


可愛い…


エリス｢貴方誰？あ、リンタロウの言ってたA!?｣


『はい、Aと申します。
少しの間よろしくね？』


エリス｢うん！あっちでお絵描きしましょ！A！｣

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