異能力【夜明け前】

少女の決意 ページ20

side無し





覚悟を決め爆弾魔の前に立った島崎。



『爆弾魔さん？やめなさい。
こんな事して何になる？』


太宰、国木田｢小娘!?／Aちゃん!?｣



普通のその辺に居るような女子高生を演じてるのだろうが、冷静過ぎて最早普通の女子高生ではない。


『貴方は社長さんに話したいみたいだけど、どうせ、爆破させるでしょう？
意味ないじゃないか。
どうせ、爆破させるなら別の死に方をしましょうよ？
爆発に巻き込まれて死ぬより、人でも助けて代わりに死んだ方が綺麗に人生終われる。
だから辞めて？
貴方には愛してくれる人が沢山居る。
でしょ？』



島崎は相手が動けない様にナオミちゃんを跳ね除け爆弾魔に抱きつく。



『＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿』




その瞬間に爆弾魔の持ってるスイッチを取り上げ、スイッチを押す。



そして、窓の外に思いっきり投げる。



島崎は開いた窓に脚を掛けて



『今日はとても幸せでした。そして、武装探偵社の方々にミヤコワスレの華を送ります。』



そう言い、窓から跳んだ。



今日はとても幸せでした。



《貴方と逢えて幸せでした》



ミヤコワスレの花言葉



《別れ》

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